先日、息子をエアガンで撃った父親が逮捕された記事をもとにブログを書いたが、今度は掃除機で殴った母親が逮捕された(^^;)
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暴力を正当化するつもりはない。
躾なのか虐待なのかではなく、子供は弱者だから大人にかなわない。
痛みを与える行為は、もう100%ダメなことなのだ。
しかし、自分が育った頃はそうではなかった。
学校の先生でも相当体罰をする先生は存在した。
中学生のとき男子だけだが技術という授業を受け持つ先生がいて、木の椅子の足などで頭を思い切り叩くので恐怖だった。
体育の教師も皆体罰がすごかった。一歩間違ったら後遺症が残るレベルだ。
オレもやんちゃな方だったから、ビンタは多くの先生にされた経験がある。
昔は部活の先輩のしごき、いじめも相当えげつないものだった。
問題はオレの両親だ。
母親はほぼ毎日オレを叩いた。学校から帰ってきて勉強をさせられ、答えられないと頭をバレーボールのように何度も叩いた。毎日大粒の涙を流して耐えた。
父親も酒が入ると暴力を振るった。夜中に酔っぱらって帰ってきて、オレと弟が寝ている部屋に来てくすぐったり踏んづけたり・・・本人は子供と遊んでいるつもりなのだが、苦しくてつい「やめろーー」と言ったら、豹変してボコボコに殴られ続けた。
親に対してなんだその言い方は!って・・・・(^^;)
そんな小さな時のことを今だに覚えている。
まあ両親ともすでに死んでしまったし、今更恨んでいることもないけど、正直生きている時はあまり仲良くない関係だった。
人間個人も間違いを犯しながら紆余曲折しながら成長していく。
社会も同じで、間違いを犯しながら時代は変わっていく。
自分の時代ほどではないがオレも子供には体罰をした。
自分が親にされたことで頭を叩かれることはすごい屈辱だったので、子供が悪いことをしたときは尻を叩くことにしていた。
今子供に聞くと、何悪いことしたのかわからない時があった・・って言ってたが(^^;)
映画「小さな恋のメロディー」
当時のイギリスを舞台にした映画だが、悪いことをすると先生がスリッパでお尻を叩くシーンがあった。そんなのに影響されたのかもしれない。
体罰は手っ取り早く簡単に子供をコントロールする武器ではある。
しかし教育とは名ばかりで、実際は虐待であることも多い。
だって大概イライラして殴るわけだからねぇ・・・
現代は体罰という武器はいかなる場合もご法度で、丁寧に説明しながら子供に理解させることが求められている。
それはそれで高度でより多くの努力を要することだろう。
親も先生もより高度な対応が求められるようになった。
そして今が完成形とも言えない。
今の子育て世代が隠居するオレのような歳になった時、また何か変化があるのかもしれない。
常に変化し続けるのだろう。