自転車に使われているネジや各仕様には様々な規格があるにせよ、規格が一致していれば簡単に交換ができる。
今回ヤフオクで激安で入手したブリヂストンアンカーCX900の改造において、フロントフォークをカーボンの汎用品に交換した。
フォークの交換作業ははじめてだったので、一応記録しておこうと思う。
自転車のカーボンフロントフォークはAmazonなどでもたくさん売られている。
重量も400gから600gくらいのかなり軽量で、ブリヂストンアンカーCX900に付いていた純正のクロモリフォークはずっしりと重く、フロントフォークのカーボン化はかなり軽量化に効果がある。
まずはじめに断っておくが、自転車の改造はすべて自己責任である。
万が一事故ろうが、怪我しようが、100%自分のせいである。
本来は金を出してでも、安全のためプロショップに依頼すべきである。
さて、フォークを交換するために必要なものは、
①交換用フォーク(700c用とかタイヤサイズとブレーキの仕様を確認)
②クラウンレース(フォークの下側に入れるベアリングを受ける金具)
Amazonで550円。割が入っているので圧入が工具無しで簡単と思い購入。
③拡張ボルトスクリュー
Amazonで1000円ちょっとで購入。普通はもっと安価なスターファングルナットという部品をフォークのパイプの中に圧入して固定するのだが、それも本来専用工具が必要なので、専用工具無しで設置できるこのタイプを購入した。
④その他 パイプカッター
新品のフォークはステムが長いので適当な長さで切る必要がある。
材質がアルミであれば市販のパイプカッターがあれば問題がない。
さて、そんな感じで早速フロントフォークの交換をする。
まずステムトップにあるキャップを緩め外すと、それだけで今ついている純正のフロントフォークは簡単に引き抜ける。しかしその際にベアリングなどついている部品もバラバラになるので、入っていた順番や方向はしっかり確認しておこう。
不安な人は写真を撮っておいた方がいいかも。
そして新しく交換するカーボンフォークに割が入ったクラウンレースをセットし、一旦仮にセットしてみる。そしてスペーサーやステムも入れてみて、どのくらいの高さでカットしたいかを決める。カットしたいところをマーキングし、一旦ばらしてパイプカッターでカットする。カットし終えたら、拡張ボルトスクリューをパイプに入れてしっかり強く締め込んで固定する。アヘッドの構造はステムトップのネジでトルクをかけ、ベアリングの玉当たり調節をする仕組みなので、フォークの長さは若干締め付けが可能な分、短くなくてはならないことも注意しよう。
さあ、あとは組付けて終了だ。せっかくフロントフォークをばらしたんだからベアリングなども洗浄してしっかりグリスアップして組もう。
ところが、これは想定していた話で、実際はそうはいかなかったのである(笑)
ここからが本当の話。
まず、クラウンレースの規格があっていなく使えなかった。仕方ないので純正フォークについていたものをマイナスドライバーとトンカチで無理やり外し、それをカーボンフォークに同じくマイナスドライバーとトンカチで無理くり圧入した(^^;)
今回はなんとかなったけど、専用工具無しで行うのはかなりリスクだ(^^;)
さらに・・・・
拡張ボルトスクリュー
規格は正しくセットはできたのだが、かなり締め込んでも固定力が弱く、ボルトを絞めつけると浮き上がってきてしまうのだ。これではフォークのガタがでてしまい使い物にならない。仕方ないので安価な従来のスターファングルナットをAmazonで買いなおした。↓
しかし、これも圧入には専用工具が必要だ。
またこれは簡単にホームセンターなどで購入する金物で専用工具的な代用品を安価に作ることか可能とネットにもたくさん記事がでているのだが、オレはトンカチだけで無理やり叩いて入れてしまったwwww
これもぜったい良い子は真似しちゃダメだよ(笑)
しかしなんとかうまくいって、無事しっかり固定できた。
自転車をいじっているといろんなハプニングやオチがある。
でも、それも含めて楽しいのだ!(^^)v