バンコクに飽きてきた。だからどっか違うタイの街に行ってみたい・・・
そんな想いが強くなり、ファランポーン駅からタイ国鉄の北線に乗った。
それほど遠くもなく、あまり有名じゃない街・・・
というテーマで選んだのは「ナコーンサワン」
予備知識はまったく無く、単純に時間距離と観光ガイドブックに載っていないことを目安に選んだ。
10:50に出発するはずの列車は、例の通り2時間半も遅れてファランポーンを出発した・・(^^;)
以前、鈍行列車の木の椅子に6時間以上も座りっぱなしでホアヒンに行った経験から、今回は楽をしたかった・・・
高い金払って急行にした意味がまったくない(笑)
出発してからは順調にナコーンサワン駅に到着。
駅にソンテウが一台。予約してあったホテルの住所を伝えるとOK乗れとのこと。ラッキーだ。ソンテウに乗ったのはこれが初体験だ。
ソンテウはトラックの荷台部分に屋根と椅子がついた車で、そこに自衛隊さんのように向かい合って乗車するのだが、満席だったので助手席に乗れとドライバーさんに指示された。助手席は室内でエアコンが効いている。ラッキー~♪
しかし、ドライバーさんは英語がわからなかったためコミュニケーションできなかった。
ほらあれ!とホテルを指さして教えてくれ、20バーツ払ってソンテウを降りた。
(帰りは10バーツだったので、もしかしたら払い過ぎたのかもしれない・・・)
チェックイン後、まだ暗くなってない時間帯だったのでとりあえずホテル周りを散策しようと街へ出た。
街には赤い提灯がぶら下がっていたり、漢字が目立ったり。ここは華人の街という感じがする。
美味しそうな屋台が一台出ていたので、ちょっとメニューありますか?と聞いてみたが一切英語は理解できないみたいでメニューもなかった。絵を指さしてこれとライスがほしいと言ってもライスが通じない・・(^^;)
まあ、まだそう腹が減っているわけでもないから、まあ今回はパスしてもう少し散歩しよう~とその屋台を後にする。
また屋台が出ていると片言の英語で尋ねてみるのだがだめだ・・通じない( ノД`)シクシク…
結局その夜は屋台はあきらめ、帰ってホテルのレストランで夕飯となった。
かなりショックだった。
と同時にちょっと恥ずかしくなった。
考えてみれば、バンコクやチェンマイには外国人が沢山いる。だからたとえ路地裏に行ったとしても外国人が珍しいわけではない。彼らにとって観光客や外国人は確実にお客の一部だ。なんて言ったってタイは世界でトップ10に入る観光立国だ。
ここナコーンサワンはガイドブックにも載ってない旅行客が極端に少ない街だ。つまりほとんどのお客はタイ人自身だ。外国人がいないんだから外国人のための商売はする必要がない。外国人のためにわざわざ英語のメニューを作る必要もない。無駄だ。
バンコクなんて飽きたなんて偉そうなことを言って飛び出したものの、急に通用しなくなったオレの旅のスキルは、実はバンコクのタイ人によって気持ちよくさせてもらってただけで、そのバリアが効かないエリアに来た途端このざまだ。
マジなさけない・・・・('◇')ゞ
レンタルバイクやレンタル自転車もない。チェンマイには沢山あったのに・・・
仕方ないから一日中汗かきながら歩き回っても、バンコクにあれほどあるマッサージショップは一軒も発見できなかった。食堂もとても入りにくい・・・
縄張りから出てしまった犬がしっぽを下げてびくびく歩いている絵そのものだ!
ていうか、そもそも簡単なタイ語すら勉強してないオレが悪いんだ。
初めての観光地ではないタイ。
第一ラウンドはKOパンチでノックアウトとなったが、帰国まで残された時間はあと少しだ。がんばろう~~♪
でもナコーンサワン、とても素晴らしい街だ。次はもっとゆっくりしたいな。