ナコンサワンで相当懲りたはずだったが、旅の終わりも近づいており、せっかくだからもう少し違う街に寄ってからバンコクに戻ろうとピチットという街に行くことにした。
ピチットはさらに北に行ったピサヌロークという大きな街の手前にある小さな街だ。
ネットで調べた時ナコンサワンからピチットにバスが出てると書いてあったような記憶があったので、バスターミナルに行ってみたがピチット行きのバスはないとのこと。途中で乗り換えれば行けるみたいなことを言っていた。しかしやはりタイ語オンリーの会話のためここは確実な鉄道で行くことに計画変更。とりあえず鉄道のナコンサワン駅に行こう。昨日から少しボディーランゲージに慣れてきた。ソンテウの運ちゃんの話ではどうも鉄道の駅に行くにはソンテウも乗り換えなければならないらしい。
今バスターミナルにいる運ちゃんのソンテウは黄色。じゃあ次は何色に乗り換えればいいの?白壁を指してこれか?運ちゃんは違うこの色だと緑の柱を指さした。
おおOK!緑のソンテウね。この二人なかなかいいコンビだ(笑)
駅についてチケットを求めると1時間後にピチットに行ける列車があった。
約15分遅れで列車が到着し無事ピチットに到着した。橋があり川を渡った側にピチットの街が広がる。
ただ一番心配だったのが、昨日からアゴダやブッキングコムでホテルを探しているのだが、なかなか安宿が見つからない。グーグルマップではいくつかのホテルがあることは確認できたのでとりあえず行ってみるしかない。
朝飯無しで600バーツ以上ではあるが、市内中心部に長老のピチットプラザホテルというのがあることも他の方のブログやグーグルマップで確認していたので安宿が無ければ最悪そこでも仕方ないと思っていた。
市内を歩いてみたがホテルはぜんぜん見つからない・・・・
暑い!二泊で1200バーツか・・ちょっと痛いけど今回はピチットプラザホテルに泊まろう・・とグーグルマップのナビに従って歩いて行く・・なんと!!つぶれてた!!
街の中心部にある大型ホテル・・・残念ながら閉鎖され荒れ果てた姿に・・・(^^;)
これは困ったぞ~と、とりあえず暑いので日陰に座り込んで朦朧としてた時、向こうから初老の白人が歩いてくるじゃないか!
もう恥も外聞もない!Hi Can you speak English??
Yes, I'm a American! でどうした?どこから来た?何しに来た?のようなことをホンマモンのネイティブ英語で 機関銃攻撃を受けたが、不思議なことにわからないなりにもタイ語より耳に心地よい(笑)
なんとなく言ってることは、タイ人の女性と結婚してこのピチットに住んでいる。ここはまったく旅行者は来ない街だ。でも住みやすいのでオレは気に入っている。ホテル?
旅行者がいないんだからホテルなんてほとんどない。このでっかいホテルもクローズしちゃったしな!いくらなら出せるんだ?500バーツでもいいか?などと聞いてくるのでもうなんでもOKとうなずく。この町に白人はまずそんなにいないだろう。だからこのおっちゃんかなり有名人なんじゃないか?時々いろんな人とあいさつを交わしている。
すると若い女性と何か親しげに話をしていると思うと、この子が案内してくれるからじゃあな!とどこかに行ってしまった。女性はこっちに来て車に乗れと言う。
もう何がなんだかわからないが言われた通りにするしかない。
街の中心部からちょっと離れたところに一軒ホテルがあった。ここでいい?はい。どこでもOKです。フロントに一緒に行ってくれて諸事情を説明してくれているようだった。一日500バーツ朝食付き。少なくてもつぶれたピチットプラザホテルより安いじゃないか。送ってくれた女性に慣れないワイでお礼をいい無事今夜の寝床が確保できた。
この白人のおっちゃんやこの女性がいなかったら、まだまだ数時間はホテル探ししていただろう・・・本当にありがとう~コップンカップ