いろいろな趣味の中でも、人生いちばん長く続いてるのは自転車。
中学生の時に仲間と自転車で遠く行くことにワクワクし、重たい鉄自転車を一つ一つ軽量なアルミの部品に替えたり、改造して遊んだ日々…
高校生のとき、お金持ちの友達が新しい自転車を買ったので、それまで乗っていた自転車を安く譲ってもらった。
今思えばこれがかなりの高級車で、オレの宝物だった。
譲ってもらった自転車は…
レイノルズ531仕様 ラグレス ブルー
昭和49年頃の自転車なのに、当時新車で78,000円もした!!
さらにレイノルズ531というイギリスの名門クロモリパイプで作られた特別仕様はさらに10,000円高く、88,000円だった!
つくづくお金持ちの友達は持っておくものだと思った(笑)
高級な自転車とは、こんなに軽く、こんなに楽にスピードが出るのか!と感動した事を今も鮮明に覚えている。
あれから約半世紀が過ぎ、会社も退社しリタイア生活をする歳になってしまったが、相変わらず自転車いじって、乗って旅したりしているのだから、よっぽど自転車は自分の嗜好にあった趣味なんだろう♪
しかしこの50年で世の中はずいぶん変わってしまった。
自転車の流行りもずいぶん変わった。
まず旅用自転車という概念がほとんどビジネス的には皆無になってしまった。
変わって、エクササイズ、スポーツとしての自転車、ロード、クロスバイクなどが現在の主流になっている。折りたたみ自転車も人気だ。
それらの自転車で旅すればいいじゃないか?
そう思われるかもしれないが、なかなかそうはならないのである。
二つの問題をクリアーすれば、どんな自転車でも旅はできる。
①どろよけ
⓶荷台
これはとても重要なパーツだ。
雨の中、どろよけ無しで走ったらどうなるか?やってみればわかる(笑)
だから、フルカバーのどろよけを付けられなければならない。
どろよけを付けるためには、どろよけ用のダボ穴と、どろよけを付けられるフレームとのクリアランスがないとならない。
大抵のロードバイクはこの時点でブーーだ。
同じく荷台。今風に言えばキャリア(笑)
丈夫なフロントキャリアとリアキャリアをしっかり取り付けられなければならない。
もちろんそれ用のダボ穴が設置されていることが求めれれる。
その他、細かいことを言えば、荷物をたくさん積むので、タイヤは700Cより26インチで多少太いものの方がいいし、シートチューブの角度は72度くらい寝ている方がリラックスして走れる。前傾姿勢もあまりキツいのは旅には向かない。
そんなことをあ~でもないこ~でもないと言いながら、理想の自転車を探し、パーツを探し改造するのは、自分にとってすごく楽しい時間なのだ。
ネットやユーチューブを見ると、自分と同じように凝りに凝った自分の自転車を自慢して紹介している人もたくさんいる。みんな楽しそうだwwww
しかし・・・
実はオチもあって、26インチでどろよけと荷台が付いていればいいのなら、どこにでも売ってるじゃん!安いママチャリ!
そう、その通り!
最近は子供を専用のバケットシートを付けて乗せるために、かなり頑丈なリアキャリアがついている自転車も多い。
昔と違ってリムはほとんどアルミ製だし、リアディレーラーで多段変速のものだってある。
これでいいじゃん!?(笑)
そうなんです!
ガタガタ能書きばかりたれているのは、趣味オタクの癖でして、雨でも乗れてたくさん荷物を載せられる自転車はママチャリでも要件を満たしています。
ただし一日の航続距離は短くなります。
急坂は下りて押さないとならないかもしれません。
それがどうした??
問題ないじゃん!
リタイアした爺さんなんだから、のんびり旅すりゃいいさ!
どうせどんな高級な自転車でも、一日50キロとか70キロしか走らないくせに~(笑)
あれれ??
ほんとうだ!
この50年間、あ~でもないこ~でもないって騒いできたのは何だったんだ?(笑)
そう!くだらないことにたくさんの時間と金をつぎ込んで無駄をすることが『趣味』なんですねぇ~(笑)
これまであらゆる健康商品、ダイエット商品を買いつづけてきたそこの奥さん!
お仲間ですよ~~(爆)
ほとんどはくだらない無駄な活動かもしれませんけど、何千人何万人とこういう人がいることで、ある時革新的進歩があったりするんですね~
まあ、無駄ですけど・・・・(笑)