バイクでの行き当たりばっ旅。
結局、北へ向かい、念願の秋田初上陸を果たし、青森の北のはずれ竜飛崎まで行って、十和田湖、田沢湖を周って帰ってきた。
総走行距離は約2000㎞。我が老馬は本当に頑張ってくれた。
たかが10インチの小さなタイヤ2本と牛乳瓶より小さな125㏄のエンジンの30年前のバイクに乗って、裸足にサンダルでよく2000㎞も旅したもんだ(笑)
しかし、バイクのマフラーのネジが落ち、それからマフラーが振動でバラバラになり、これ以上旅を続けるのは難しいと判断して、急遽帰ってきた。
結果16泊17日。
バイクさえ無事なら、9月までいきあたりばっ旅を継続していたかもしれない。
本日、ネットで注文しておいた問題のネジが届いた!
見た目は何の変哲もないどこにでもあるネジに見えるが・・・・
JIS規格、ISO規格、インチ規格・・・・
さらにインチ規格の中にウイット、UNC(並目)、UNF(細目)がある。
今回オレが求めていたネジは、5/16UNFというサイズのナットだ。
旅から帰った後、千葉県にある日本最大級のホームセンターにネジを探しに行ってみたが、残念ながら置いてなかった。それほど希少なネジなので、旅先で見つかるはずがない(^^;)
それにしても、どんなものでもインターネットでいとも簡単に購入できてしまう時代。
ほんとに暮らしは変わったもんだなぁ~
今回は結果的にうまく処理できず、帰還せざるを得なかったが、実は旅などで起こる予期せぬハプニングは好きだ。
会社の仕事でもそうだった。途中で計画通りに行かないトラブルがあると、それを解決して前に進まなければならない。
解決するためにいろいろ創意工夫し考えることは、とても楽しいことだ。
たかがネジ一個なのに、今回は旅先での解決をあきらめ、帰還せざるを得なかったが、その判断もまた考えた末に出した結論だった。
いくつか考えはあった。バイスでオスネジをJISに切り直してしまうことも考えた。
もうネジ山を無視して溶接しちゃうという荒業も考えた。
しかしネジさえあれば解決できるのだ。そのネジはネットで探せば必ず手に入る。
そう考えたら、ここは一旦下山するのが最善だと判断したのだ。
そう考えると、今回の旅は「ネジ」というキャラが隠れ潜んでいた旅だった。
なかなか面白い忘れられない旅になった♪♪
人間は考えることが楽しいね(^^)v