本日からバンコクの歓楽街全体が、3月末までクローズとなった。マッサージ店、映画館、クラブ、エロい店(笑)などすべて対象だ。
オレはこう見えて(見えないか…笑)、普段から酒を呑まないし、ケチだから、わざわざボッタクられるような夜の歓楽街には行かないので、知ったこっちゃないが、タイと言えば、世界屈指の観光立国。
最近ちょっとインバウンドが増えたなんて喜んでいた、先進国ずらしたどっかの国とは、年季が違う。
そのタイが、バンコク全体の歓楽街をクローズするというのは、歴史的にもはじめてなんじゃないか? ものすごい決断だ。
情報によれば、18日現在の感染者数は212人。もちろん日々増えてはいるので警戒は必要だが、日本よりはるかに少ない。
エアアジアに続き、タイライオンエアも日本便を全便休航しているし、感染者がまだ少ないうちに最大の手を打ち、何がなんでも封じ込めたいという強い意志が感じられる。
いまだに、オリンピックやるぞ~っなんて言っている国とはなんだか対照的だ。
ご存知のように、タイは何から何まで日本よりユルい。
ノーヘルでバイク乗ろうが、無許可で道端で商売しようが、知ったこっちゃない。
いい加減さは天下一品だ(笑)
そんな国が今回ここまでするんだから、ある意味スゲーって感心する。
結果として良かったのか悪かったのかには、オレは興味ない。
行動力ってこういう事なんだな~と思った。
もちろんタイはとても貧富の差も大きい国だ。歓楽街で働く人たちも路頭に迷う厳しい状況に立たされるだろう。大勢が田舎に帰省するかもしれない。
それでもタイには、マイペンライという言葉がある。
どんな状況でも、微笑みの国であり続けてほしい。