コロナで生活が変わってもう3年が経つ。
コロナについては以前ずいぶんこのブログに書いた。やっぱり自分的にも相当な関心事だったから。
中国の武漢から広まったこのウイルスは、瞬く間に世界中に広がっていった。
最初は何故か若者の感染は稀で、主に高齢者が感染するという特徴があった。
あっと言う間に、このコロナはヨーロッパに拡大した。
イタリア、フランス、イギリス…凄まじい勢いで広まってしまった。一テンポ遅れて今度はアメリカが、世界一感染者が増えていった…
そんな中、日本はそれらと比べて桁が異なるほどコロナ感染者は少なかった。
テレビで経済コメンテーターが「さざ波程度」と発言し、マスコミに叩かれたが、世界と比較すれば本当にさざ波が正しい表現だったと思う。
やれ、日本人は清潔だからとか、ちゃんと公共の場ではマスクをしているからとか、さぞ日本は他国と違うみたいな論調で、このコロナの感染者の少なさを正当化するような言論も多かった。
これだけ世界的な流行したウイルス。
全世界に広がる事で、変異も度々起こり、感染しやすさがより強いウイルスに変異していった。
そして日本人は清潔だからとか、マスクのルールを守るからなどの仮説は吹き飛んでしまった。
ワクチン接種しようが、マスクしようが、これだけ感染が爆発している事実の前では、もう何を言ってもこじつけでしかない。
もちろん効果が無いということではないが、明らかに効果的に防げてるという数値ではない。欧米人はマスクしないから~みたいに、さぞかしそれがすべてみたいな言い方はもう通用しない。
それより、オレはもう最初からずーーーと言い続けて、いまだに誰も納得する答えを言ってくれないのだが…
つまりウイルスを持っている人間が持っていない人に移す。同じコロナの風邪も同じだ。
まだ日本のコロナが少ない時期もそうだったが、保健所等はなかなかコロナと認めない。
検査もせず、熱があって咳き込んでいても、おいそれとPCR検査もせず、とりあえず様子を見てください的な対応しかしなかった。
一言で言えば、2類相当のエボラ出血熱と同等な対応窓口に、相当な人が押し寄せ、すべて対応することができなかったのだろう。
そして現在、世界一の感染状態が続くようになった日本は、大したことない人は自宅で療養するようにと言うようになった。
これも言い方がおかしいだけで、もう無理なんですって本当の事を言えばいいじゃないか!
もう動けないほど重症な場合は違うが、風邪程度のレベルであれば、食品買いにスーパー行くし、自覚症状がなければ会社にも行くだろう。
自分が保菌者という自覚がないんだから当然だ。
従って日本の対応は、街にうようよいる保菌者を感染者として認識することもなく、至る所に解き放たれていると言う事実だ。
それほど大した致死率ではないから、そうするのだとはっきり言えばいいのに、政治家は国民の命が…と思ってもないウソをいとも簡単に言う。
百歩譲って、それでもいい。
しかしそれなら、タイのようにコンビニでも145円で誰でもいつでもATKセルフ検査キットが買え、万一陽性になったら、軽度な場合は街の薬局でコロナ用の薬が買えるようにするべきだ。
この2年以上、政治家や専門家が矛盾だらけの言い訳をしてばかりで、もう言うのもいやだが、常にゴテゴテの日本。
集団免疫をつける方針で我が国は特に規制をしないと言う国もあった。
それも意思であればいい。
一番良くないのは、口では最もそうな事を言いながら、実際の行動はほとんど何も行ってないこの日本の姿だ。
経口薬も国産ワクチンも何年経っても開発出来ない。
この国は、人様が発明した物をコツコツ真面目に丁寧に作ることは得意だが、自ら発想しパイオニアとなることは本当に不得意なんだな。
世界的リスクに対するリーダーシップは残念だが皆無な日本。
本当に情けない…