福島県いわき駅前のカプセルホテルは暑いくらいだったが、チェックアウトし外に出てびっくり!
「寒いぞーーー!」
しかも風も強い。今日もとりあえず北に進むが、残念ながら北風ビュービュー(^_^;)
向かい風でフロントはアウターに入れられない(TДT)
自転車は陸のヨットだね。
いや!さらに自転車は高低差もある。
自然は時に味方になったり敵になったり…
まあそれが自転車の醍醐味なんだけどね♪
今日は敵だ!(TДT)
相変わらず6号は大型車が多い。
いくら自転車は道路交通法上の軽車両で、基本車道を通行するものとは言え、こんな体格差があるもの同士、このような狭い道を一緒に走っていいものなのか…(^_^;)
絶対ダメでしょ(^_^;)
実はこの旅の前に考えていたことがある。
国道6号線は福島第一原発の付近で、自転車と徒歩は通行禁止になるとのこと。
ただしどの辺で通行止めになるのか?また迂回路があるのかもよくわからなかったので、とりあえず行けるとこまで行って考えようと思っていたのだ。
運が良ければそのまま仙台目指してもいいなぁ~なんて思ったりもしていた。
しかし、昨日いわき駅前の交番で聞いてみたら、やっぱり自転車は通行止めで迂回路も難しいとのこと(^_^;)
この時点でもう仙台はあきらめた。
しかし、出発した時は仙台って遠いなぁ~って思ったけど、3泊すれば仙台行けるんだって解った(^-^)v 遠いのは遠いけどね(^_^;)
そしてとうとう…
終わりがやって来た!
福島第一原発から直線距離で5~6キロ付近だろうか。
50mくらい先に警察がいて、こっちを見ている…(^_^;)
わかってるよ!看板見たもん(^_^;)
どうせこの先には行かせてもらえないんだから、Uターンするよ。
ここが自転車で行ける6号最果ての地だ。
もうあれから11年経つのに未だ広範囲な汚染地域が存在する。
ニュースなどで知識はあっても、にわかに信じられないのだ。
ここは日本だぞ(^_^;)
この辺には回転寿司、大型電気店、コンビニ、自動車のディーラー、パチンコなど多くのロードサイド店があるが、全て廃墟と化している。
そして数キロ手前に東京電力廃炉資料館と言うのがあることを知り、行ってみることにした。
ここは自由見学はできず、約1時間、東電の係の方がレクチャーする形式でのみ見学が出来る。事前予約が基本のようだが、枠が空いていればフリーでも可能だ。
行ってみたら、オレ一人のために係の人が案内してくれた。
とても勉強になった。
無料施設だし、近くを通ったら行ってみても損はないと思う。
11年も経っているのに、未だ燃料棒も溶け落ちたデブリも撤去出来ていないのだ。
汚染水も日々増え続け、敷地内は汚染水タンクでいっぱいだ。
もちろん、ちんたら作業しているわけではない。
しかし完全に廃炉作業が終わるのは40年くらい先の話だそうだ(^_^;)
残念だがオレはその姿を見れそうもない(^_^;)
チェルノブイリもそうだが今回のロシアの攻撃でさらに解ったこともある。
わざわざ原爆投下しなくても、ふつうのミサイルで原発を攻撃すれば、大量の放射能が漏れ、広範囲のエリアは人が住めない地となる。
原爆を持たない国でも原発を攻撃すれば大惨事を作れるのだ!
基本的にオレは原発反対派だ。
あと何年したら自転車で6号を走り仙台に行けるのだろう…
オレが生きてるうちにぜひリベンジさせてくれ…
約14キロくらい引き返したところにある温泉宿に本日は厄介になることにした。
24時間温泉に入れ1泊2食付きで5500円。
ここも安いね。
今日は62キロ走った。
今回は郡山方面に山越えする気は一切なく、明日からは同じ道をチンタラ戻るだけだ。
しかし帰るのも遠いなぁ~(^_^;)