非常事態が一応解除されたといっても、まだ陽性者がゼロになった訳でもないし、元のとおりの生活に戻った訳でもない。
というか、完全なコロナ以前にはもう戻らないと思われる。
このコロナ騒ぎで世界中のスタンダードが変わろうとしている。
牛丼チェーンの松屋に行った。
そういえば、先日ここの店舗は改装休業していたが・・・
コロナ対策のためにレイアウトやオペレーションの変更をしたようだ。
真っ先にコロナ改装した松屋の対応力とスピードはすばらしい!
基本はすべてセルフになった。自販機で食券を買うのは同じだが、お冷なども自分で作る。席は隣との間に飛沫感染防止の簡易のつい立てがあって、ナプキンや箸は料理と一緒にもらえるので各席にはない。
しばらくすると、呼ばれるので食券を持って料理をとりに行く。
そこにも飛沫感染用のビニールが従業員とお客の間に張られており、下側からすーとお盆に乗った料理が渡させる。
食べ終わったら、お盆は所定の場所に自身でさげる。
いわゆる店内はセルフスタイルになった訳だが、ショッピングモールのイートインなどでも慣れているので、それほど違和感はない。
しかし、醤油、各種ドレッシング、紅ショウガなどは、各テーブルに備えていて、不特定多数が同じトングで紅ショウガなどを取るので、まだまだ改善の余地が残っている。おそらくこうした小物も小分けパック入りにして、各テーブルから撤去する必要があるだろう。
また第二波がきて、休業を余儀なくされるのはたまったものではないと、ウイルス対策を行い、営業継続可能な状況になるように各企業が試行錯誤している。
ウイルスが完全に無くなった後には、少々やり過ぎと思われないことはないが、現状では致し方ない・・・(^^;)
まだ始まったばかりだが、飲食店や各サービス業がどのような対策を講じてくるのか、どのようなアイデアが出てくるのか、楽しみである。
こういうところで各企業体質がよく見えるのだ。
二番煎じで真似ばかりする企業もあれば、独自のアイデアを考案して実験展開する企業もある。人間の考えるアイデアは実に面白い。
また、これまでは企業にとって効率は利益を得るための最優先課題だった。
これからはソーシャルディスタンスの問題もあり、店中ギュウギュウパンパンに詰め込むスタイルは難しくなるだろう。
そうなると、経営側からすれば単価をあげていかないと商売が成り立たないという店も出てくる。
しかし、世の中はコロナのおかげて経済は低迷し、庶民の財布はこれまで以上に厳しい状況のため、低価格競争もまた避けて通れない。
ニーズに逆らってビジネスは成り立たない。
なんとも難しい時代である。各企業の斬新なアイデアを楽しみにしている。