るんるんリタイア暮らし

58歳で35年務めた会社を退職。現在リタイア生活をエンジョイ中

買いだめの心理

元スーパー業界人が、買いだめの状況について解説するコーナー(笑)

 

昔、国産米が不作で、タイ米が大量に輸入され店頭に並んだことがありました。

仕方ないから、みんな一回くらいタイ米買ってみたけど、まずいまずい言ってたでしょ~(^^;) 札束ちらつかして、タイから大量にコメ輸入して、まずいまずいだもんねぇ~

オレがタイ人だったら、餓死しちゃえばいいのに~って思うだろうね(笑)

 

1970年代オイルショックの時は、それこそ先日のような買い占めが起こり、店頭からトイレットペーパーが消えました。

でもオイルショックでなぜトレペ?紙ってなにか石油と関係あるの?

いいえ、実はこの時も実はデマです。トレペ騒ぎはいつもデマですね~(^^;)

 

でもね、考えてもみてください。トイレットペーパーが無くなったら・・・

きっと日本人の皆さんは、それはやばい!!って必死になるでしょ?(笑)

オレはマレーシアやタイの田舎で、トイレットぺーバーがない暮らしを体験したことあるけど、最初はけっこう抵抗あったもん~(笑)

日本人にとって、トイレットペーパーを切らしてウンコするのは、想像を絶する恐怖だから、必死で確保しようとするんですね~(笑) 

 

でもね、我々業界側からすると、こんな迷惑なことないんですよ!

トレペいつもの3倍買い占めたって、いつもの3倍ウンコ出ないでしょ?(爆笑)

消費量はぜんぜん変わらないんですよね~~(^^;)

食品のように、うっかり賞味期限切らせて捨てたなんてこともないし、単にその後売れなくなるだけです。

 

すごい台風が接近している~だとか、何か大変なニュースを聞くと、当然食料を備蓄しておきたいという心理が起きます。

日本人は世界で一番心配症な民族だそうです。

心配性のいいところは、その心配を解消するために、事前にしっかり準備をしたり、落第しなくないから一生懸命勉強しますし、遅刻しないように早めに行動したりします。

 

今回だって、都市封鎖とかテレビが騒ぐもんだから、心配性の日本人は、少なくても数日分の食糧を備蓄しておきたいと、心配になってスーパーに急いだことでしょう。

 

ちょっと脱線しますが、私は医療崩壊という言葉が嫌いです。誰が最初に言ったんだ?正確には医療限界を超えるってことでしょ。だってそれ以上無理だもん。

崩壊というのは、いかにも恐怖を与えて、だから・・とその後を正論にしてしまう手法ですね。ウイルスに限らず、大地震であっても、患者が急に大量に発生すれば、どんな国でも医療現場は限界を超えて、クオリティーは低下します。

 

それと同じことが、スーパーマーケットにも起こります。

スーパー崩壊!!!なんて大げさな~(笑)

商品を陳列する人だって、レジを打つ人だって、最大に出勤したとしても通常1000人の来店客数の店に4000人が押し寄せたら、限界を超えます(笑)

実は一番恐ろしいのは、この混みあった店内がウイルス感染の絶好の場所だってことですよね。たぶんスーパーは感染拡大の温床に絶対なっていると思いますよ。

 

そして棚はからっぽ、レジは長蛇の列になってしまいます。

その日はそれで終わります。あー疲れたって感じ。

次の日です。市場には同じ様にたくさんの野菜、魚があります。いつも通りです。

しかし、各店舗にはもうバック在庫もなく、いつも以上の量のオーダーが来ていますので、バイヤーの買い付け量は大量になります。したがって、市場の商品も品枯れすることになります。

市場というのは需要と供給のバランスで価格が決まりますので、品薄になれば当然高値になります。

そうです。皆さんが我先にと競って買いだめに走ると、結果として価格が高騰します。

 

売る側も高く売ってやろうなどと、マスクを1万円で売って儲けようなどと思うヤツらと同じような気持ちは一切ありません(笑)

でも、市場で買った原価に儲けを乗せて売らないと商売にならないから、必然的にに価格は高くなりますね。

あと、買いだめに走っている人は、目が血走っています(笑)

いつもならよく価格を見て買いますが、価格も見ずカゴにどんどん放り込みます。

この時、店側が思うことは、お菓子をもっと買ってくれ~ってことです(笑)

つまり、主食の消費量はそれほど増えませんが、余分なお菓子類などは売れば売っただけ儲けが増えます。あとはお酒とかかな。オレはお酒呑まないからよくわかりませんけど、あるとどんどん飲んじゃうんじゃないの?(笑)

まいどあり~~~♪

 

【今日の体温 36.3℃】