昭和のころに車の免許を取得した人は、ほとんどマニュアルトランスミッションの車を運転した経験があるはずだ。坂道発進とかしたでしょ?(笑)バイクだって当時はほとんど左足で変速するクラッチ付きのバイクがほとんどだった。
しかし時代は変わり、今や日本は中古車、新車問わずマニュアルトランスミッションの車なんてほとんど無くなってしまった。当然オートマティックの方が運転が楽だし、最初の頃のオートマティックは効率が悪く、加速もしないし燃費も悪かったが、今ではまったく問題ないレベルになったので、マニュアルが無くなるのは当然の流れだろう。
しかしここベトナムは、今も尚マニュアルトランスミッションが多い。タクシーもみんなマニュアルだ。バイクも見た目は普通のスクーターに見えるが、よく見るとほとんどのスクーターは左足にギアーがついている。ノークラッチ型のマニュアル車だ。
今では双方のコストもそう変わらないだろうし、燃費だってそこまで違いはないと思うのだが、なぜ今だにマニュアル車が多いんだろう??
しかもベトナムはひどく交通が乱れており、厳格なルールがない中、車、バイク、自転車などが混在して走り回っている。時には逆走、歩道を走るバイクは当たり前。道のど真ん中を自転車も一緒に走っている。だから総じてスピードは遅い。交差点でぶつかりそうになると止まる走るの繰り返し。こういう状況ではどう考えてもマニュアルはしんどい。空いてる高速道路を走る分にはマニュアルでも問題ないが、いざ渋滞になってGo and Stopを繰り返す際はマニュアルはめんどくさかった。ベトナムの道はまさにそれに等しい。
これから急速にマニュアルが無くなってオートマになっていくんだろうか?
なるならもうなっていてもおかしくない時代だと思うんだけどな・・・(^^;)
数年後にどうなっているか楽しみだ。