これまでボロい自転車を安く手に入れ、再生させて蘇らせる自転車レストアを趣味にしてきた。もう何十年にもなる。
これまでで一番難易度が高かったのは、今はなきJAMISくんだ。
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乗って帰ろうとしたら、サドルポストがうんともすんとも言わない。
完全固着ってやつだった。
このポストを外すのがどれだけ大変だったか・・・・(-_-;)
でも、今となってはいい思い出だ(笑)
さて、今回のエスケープくん。
もしかしたらJAMISくんを上回る難儀な自転車かもしれない!!
JAMISくんはサドルの固着以外はまあまあいいコンディションだった。
このエスケープくんは、どこもかしこも結構ヤバい箇所がいっぱい。
①クランクのねじ山破壊
これまで何十本もクランクを外してきたけどこんなことは一度もなかった。シマノやスギノのクランクとはちょっと精度や材質が違う感じ。
ガチガチでびくともしない。力いっぱいねじったら、ネジ山ごと破壊してしまった(^_^;)
結局工具買ってみたがやっぱり外れず・・・・
最終手段はもうぶった切るしかない!
明日挑戦しよう・・・・・憂鬱
②前輪のハブベアリング新品交換
前輪のハブを開けてみたら、グリスもほとんど流れていて一部サビていた。
ベアリングもサビて色が茶色になっていたので、すべて新品のベアリングに交換。
③スポークのニップル破壊
後輪のスポークの振れ取りをしていたら、すでにニップルの角が丸くなっていて、ニップル回しが滑って噛まない。仕方ないのでペンチで回したら、真鍮なので破壊してしまった。もうどうしようもないので、そのスポークをぶった切り、プロショップにスポーク一本作ってもらいにいった。その後新品のニップルで締め問題なくなったが、それ以外にもかなり怪しいナメているニップルが何個かあり、とりあえずそれらも新品のニップルに交換した。
たかが振れ取りするだけだったのに、とんでもなく面倒なことになった。
とりあえずホイールは完成した。
こんなサビて汚かったスプロケットも・・・・・
まあまあ綺麗になったでしょ(^^)v
④アヘッドの防水用パッキンのプラスティックパーツが、ボロボロと折れて使えなくなった。これは部品としても入手できない。
無くても機能はするが、雨などの水滴がアヘッドのベアリングに入ってしまいよくないことになる。どう対応するか…
ホームセンターに行ってサイズが合いそうなOリング探してみた。
うーーん。。完璧!!
⑤アヘッドのステムの高さ調整スペーサーが固着。
はっきり言ってこんなところがサビて固着しているバイクなんて見たことがない!
フロントフォークはクロモリだが、コラムがサビサビだ。
本当にかなり劣悪な場所に放置されていたのだろう。
まいったな・・・・
手では外れない。普通はスルスルっとかなり緩いものなんだけどね・・・(^^;)
工具でこじって外す。
どんな環境にどのくらい放置されていたのだろう・・・・ かわいそうに・・・
サビも落としてグリスを薄く塗って完成だ(^^)v
まだこの後も何かあるかもしれないが・・・・・・(-_-;)
おとなしくフレームだけを生かし、他の部品を組み付ければなんの問題もないけど、ここまで傷んだバイクも初めてだ。(外観は案外きれいなんだけどね)
この苦労と労力はいったいなんの意味があるのだろうか(^_^;)
はっきりいって、会社で働いているより何倍も疲れてヘトヘトだ(笑)
完成までまだまだ道のりは長い(^^;)