生まれて早60年以上経つ…(^_^;)
60年というのは自分で言うのも変だが、びっくりだ!(笑)
この長い時間の中で様々な変化があった。
テレビは物心つく3歳くらいからずっと見てきたが、すでに地デジとなり昔のアナログ放送は終わりを告げた。アンテナの調子が悪いとブラウン管の画面が上下にクルクル回っちゃったりしたのも懐かしい(笑)
フィルムカメラも一部のマニアックな人々の間では細々と使われているが、ほぼ99.9%デジカメになってしまった。性能もいいし便利だし当たり前だよね。
みんなでどこかに出かけ、帰ってフィルムを店に出し、出来上がって見たら、たいてい誰か一人くらいは目をつぶっていたっけ(笑)
携帯は、もうみんな使っていたパカパカ開けたりするガラケー、まだかろうじて使えるものもあるようだが、終焉は近い?
そう言えば、今家電ってどうなってるんだろ?まだ新規で設置できるの?
昔のものが使えなくなるのは時代の進歩として仕方ないって思う…( ̄▽ ̄;)
我が趣味の自転車の世界もこの半世紀で色々変わった。
例えばハンドルをフォークと固定するステム。
しばらく自転車趣味から遠ざかっていた間に、アヘッドという手法に変わっていた。
従来のステムは簡単に高さを変えられるからオレは好きだ。重いけど…(^_^;)
それ以外でもディスクブレーキ、クランクのボトムブラケットの規格、チューブレスタイヤ、電動変速機と、半世紀前にはほとんど無かったものが主流になったり、なりつつあったり。カンチからVブレーキになったのもそうだ。
機械なんて半世紀も過ぎれば日進月歩で変化するのは当たり前だろう。
当然と言えば当然のことだ。
しかし!
半世紀以上前のものが今も何の問題もなく現役で使える素晴らしいものもある。
カメラで言えば、ペンタックスの一眼レフレンズ類。
現代の最新型のカメラにも何の問題なく使える。マウント規格を変えていない素晴らしさ。
自転車で言えばこんなもの(^-^)v
正確には忘れたが、少なくても30年以上前に購入した物だ。
シマノ600のクランク。いまだにこの5穴の規格は存在してるので、PCD130mmのチェーンリングは新品でいくらでも購入可能だ。もちろんボトムブラケットのスクエアテーパーもAmazonでかんたんに手に入る。JIS規格も昔から変わってない。
三ヶ島のペダル。
ペダルはビンディングペダルなど色々進化もしているが、クランクに固定するネジ穴の規格は昔も今もまったく一緒だ。
最新のクランクにもこの大昔のペダルは付くし、その逆もOKだ。
今、自転車の規格の中で最も問題なのはボトムブラケットだ。
あまりにも新規格が乱立し過ぎ、複雑怪奇になってしまった。
もともとはスレッド(ねじ切り)方式が主流だったが、プレスフィット(圧入)方式が現れ、さらにその規格がメーカーにより微妙に異なる。
オレは昔気質の人間なので、どんな新しいカーボンフレームを買おうと、ボトムブラケットはスレッド方式JIS68㎜しか買わない。
しかしそのねじ切り方式であっても、スクエアーテーパーだのオクタリンク、ホローテックⅡだのBB30だの果てしない規格の戦国時代と化している(笑)
消費者にとっては百害あって一利なしだ。
昔、SONYのベータマックスをチョイスにして痛い目にあった人もいるだろう。
戦いに負ければ、市場から姿を消すのは世の常。
メーカーはプラットフォームまで手を出さないルールで清き開発競争をしてほしい。
今、我が愛車ブリヂストンアビオスのタイヤ26HE 規格のタイヤやリムも今後衰退していくらしい。
以前はマウンテンバイクがこの規格だったのだが、今は650Bだのと変わってしまったのだ。
しかし!
オレがあと10年、72歳まで自転車に乗れるとして、これらの部品がすべて消えるかと言えばそんなことはないだろう。
10年くらいでは多少種類が減ってもまだ完全には無くならないだろう。
だから何も気にせず、好きな規格で自転車を楽しめばいいのだ。100年後は知ったこっちゃない(笑)
10年後・・・・・
ほとんどの自転車がディスクブレーキになっているのに、オレだけカンチブレーキだったり・・・・・(笑)
そんなのも案外オツなもんかもね(笑)