千葉県に住み、日頃は九十九里や外房などサイクリングしている。コンビニは多いが地の食事処はほぼ全滅の状態だ。
もともと千葉の南房総は観光資源も少なく、人もまばらで寂しい状況なので、飲食店や宿泊施設がどんどん建つような状況にはない。逆に衰退が目立つ。
東京湾横断道路の利用で首都圏からの日帰りも可能だ。
昨年は東北へバイクツーリングに行った。
十和田湖では、メインロードに立地するほとんどの立派なホテルが廃墟となっていてショックを受けた。
千葉の観光地や十和田湖の状況と比べると、ここ南紀白浜はかなり頑張っていると思う。
多くのお店も頑張って営業を続けているし、リゾート地として美しい海、温泉、熊野古道などの歴史的観光名所など魅力度も非常にハイレベルだ。
しかし一ヶ月も滞在して毎日くまなく歩き回っていると、やはり厳しい現状を目の当たりにする。
日本は資本主義社会であり、勝てば官軍負ければ賊軍であるのは承知の事実であるが、立地が悪かったり経営が良くなかったのか様々な要因があるだろうが、かなり大型のホテルも含め相当の数の建物が廃墟化している。
目を瞑って想像すると、寂れた通りにあるスナックにはたくさんのお客さんが毎夜訪れて大賑わいしている姿が目に浮かぶ。
現在は店先のテントもビリビリに破れた廃墟であるが…
一番の問題点は観光客の激減だろう。
スキー場もしかり。
昔ブームになった清里の今がどうなったのか?知るといい。
少ないながら観光客がコンスタントに来ているのならまだいい。一時期マスコミやらが話題にして大ブームが起きる。
沢山の観光客が訪れる。やがてブームが去り客も去る。
何もかも津波が持っていってしまったように悲惨な状況になり、そこら中廃墟だらけになる。
今回和歌山に来る時、羽田で自転車を預け入れ荷物に出すとき、男性のグランドクルーとちょっと会話した。
今日の便は空いてますか?
南紀白浜行きはかなり空いてますね〜
やっぱりコロナの影響ですかね〜?
いえ沖縄などは満席だったりしますよ。
南紀白浜はあまり混みません…
やっぱり競争力が違うんだね(^_^;)
国内では沖縄と北海道はダントツに人気がある。
しかしまた海外に自由に行けるようになれば、海外も大きな競合となりパイの食合いになるだろう。
経済もバブルが膨らみ弾けた後悲惨な事になるけど、観光地も急激な一過性ブームによる人気は結果から見て良いことないんじゃないかと思う。
そして、ただでさえ弱っていた観光地をコロナが息の根を止めた。これで営業を諦めた宿や店も多いだろう。
本当に泣きっ面に蜂だと思う。(誰のせいでもないが)
北海道や沖縄だけではない日本中の素晴らしい観光地を少しでも活性化するにはどうしたらいいのだろうか?
もちろん宿も店も地域振興を盛り上げる行政も、お客様に来ていただくための差別化や魅力度を上げる努力をするのは大前提だ。
一人一泊一万円、二人だと二万円!
そんなボッタクリルール、日本以外で見たことない!!
本当に馬鹿にしてる!
食事分が人数分になるならわかるけれど、同じ部屋がなんで人数で倍になるのか意味すらわからない。
だからみんな海外に行っちゃうんだよ!
しかしやっぱり日本の圧倒的多数の労働者、サラリーマンの休みを増やさないと根本は解決しない。
有給休暇を気兼ねなく使える雰囲気とかも合わせてね。
さらにもっと根本的なのは、そのサラリーマンたちの給料が25年も上がってない事が観光に消費が回らない最大の原因だ。
消費税なんか1989年にスタートして現在は333%アップだもんね!電気料金も水道料金も値上げしている。
今、石油がバカ高だし、食品なんかも続々値上がりラッシュが続いてるけど、それで給料が変わらないってことは、結局のところ給料が下がっているって意味じゃん。
まあ、簡単に言えば現行の政権与党は経済界の味方であって、企業利益や株価は重要だが労働者はここ30年冷や飯を食わされてきたからなぁ〜
それでも選挙やればそこしか頼れるところがないって、つくづく日本も可愛そうな国だよなぁ〜
あれ???
地方観光を考えていたのに、いつの間にか興奮して脱線しちゃった〜(笑)
長々スミマセン…m(_ _)m