久しぶりのサイクリング。
重い荷物と時々向かい風。
80キロはけっこう疲れた(^_^;)
まあ、なんとか日が暮れぬ時間に目的地に到着できたので良かった。
やはり思い出巡りの旅は、どうしてもここから始めなければならない。
小学校6年生の夏休み
クラスのみんなと海水浴に来た。
オレは得意気になって、安全のために張られているロープの外側に出て 自慢気にちょっと遠くまでいったりした。
そしてすぐに戻ろうと岸に向かって泳いだのだが、泳いでも泳いでも岸がどんどん遠くなって、終いにはもう声も届かない距離になってしまった。
みんなの姿が点のように小さくなった。
子供だから、無我夢中で泳いでしまった。
そして力尽きた…
海の中に沈み海水も飲んだ。
もう死ぬんだって思った。
もう泳げないので、かろうじて息だけしていたら、気がついたら100mくらい右に流され自然と足が着く遠浅のところまで流された。
もうそれ以来、海は怖くて泳げなくなった。
小学校6年生で死んでたら、その後の人生全て無かったんだな…(^_^;)
大学も就職も結婚も子供も全て無かった。
だから今回の旅は、まずはここからスタートしたかったのだ。
後で聞いたんだけど、離岸流と言うんだって。そういう潮に入ってしまうとあっという間に沖に流されてしまうんだって。
とにかくギリギリで助けて頂いた命、お陰さまで61歳まで生きることができました。
神様ありがとうございました。