るんるんリタイア暮らし

58歳で35年務めた会社を退職。現在リタイア生活をエンジョイ中

リタイア後に変わった自分

これはあくまで自分のことである。

人によって色々なパターンがあると思う。

 

思えば学生時代オレは群れるタイプだった。

 

一人行動はあまり無く、常に仲間とともに行動するタイプだった。

(まあ、多くの人がそうだろうけど…)

 

部活などでも常に仲間がいたし、遊ぶ=仲間だった。

 

やがて大学を卒業し社会人となっても、常に周りには先輩、同僚、後輩、取引先…

大勢の人と絡み日々過ごす毎日だった。

 

家庭も3人の子供に恵まれ、本当に忙しない毎日だったが楽しかった。

 

オレの前半の人生はとにかく群れる人生だった。

自分で言うのもなんだがかなりのおしゃべりな性格だ(笑)

 

 

そしてリタイア後の現在。

これがオレの後半の人生だとすると、ほぼ100%単独行動となった。

群れるのが嫌になった訳ではない。群れる相手が誰もいなくなったのだ。

子供はとっくに成人し独立してるし、離婚したのでシングルライフだし、会社を辞めてからは会社関係の付き合いもほぼゼロになった。親も親戚もいない。

 

つまり、一人行動が基本の生き方になったのである。

 

メシを食うのも一人。

旅するのも一人。

 

リタイア後は一変に暮らしが変わった。

 

今、振り返ってみると最初の頃はけっこう寂しいと感じたこともあった。

 

一人旅でクアラルンプールに滞在してた時、片道3000円とあまりにも安い航空券を見つけ、勢いでバリ島に飛んだ。

毎日一人でプールに入っている自分が急に惨めに思ったりもした。

同じくマレーシアのキャメロンハイランドに行った時。

一日で街すべてを歩けてしまう、あまりにも小さな街に一週間以上滞在したのだが本当にやることがなくなり虚しかった。

もし恋人と二人だったりしたら、バリ島だろうがキャメロンハイランドだろうが、毎日楽しいのだろうにと思った。

 

ところが!!!

 

人間というのは環境に順応していくというか馴染んでいくというか、変化していくものである。

 

一人がまんざらでもなくなった。

群れるのも嫌いじゃないが、一人も案外いいと思うようになった。

負け惜しみとか強がりとかではない。

一人には一人の心地よさがあることに気が付き、それに慣れると人といる気遣いなどがない気楽さがそれはそれで心地よいと思うようになるのだ。

 

自分は寂しがりで孤独は耐えられない性格だと若い頃は思っていたが、意外に人は成長するものだ(笑)

 

理想を言えば、恋人や親しい友人がいると楽しいだろうが、生活の基本は一人でいい。

 

あと、リタイア後はいわゆる交際費という金銭感覚がIncomeがある現役の人と次第に合わなくなってくるのも理由の一つだ。

まして妻を養っていくなんて~のは、無職おじさんには到底無理だ(笑)

逆に奥さんに毎日ご飯作ってもらおうなどとは全く思っていない。すでにすべて自立しているからそういう願望もない。

 

自分の事だけ考えてればいいって、なんか人としてダメじゃんって思われそうだが、リタイアして独りぽっちになったら、この感覚理解できるようになるかもよ~(^_^;)

 

一言で言ったら「気楽」なのだ。

 

28泊の南紀白浜の旅ももう10泊が過ぎた。

今日もババンババンバン、あビバビバ~

気楽な温泉三昧だ~~~~♪