宗教に興味あるわけでもなく、そういった信仰心はない。
でも歴史には多少の興味はある。
せっかくはるばる和歌山県の南紀に来たんだ。冥土の土産に熊野古道をちょっとだけ歩いて見よう。
熊野古道の参拝ルートは沢山あるが、白浜から比較的近いのは大辺路(おおへち)の富田坂(とんだざか)という所がある。宿から10キロ程度だから自転車ならあっという間だ。
まずは草堂寺というお寺を目指す。
そのお寺の石垣から熊野古道を歩く事ができる。
本格的に歩くのなら一日がっつり歩くのだろうが、オレはちょっとだけ体験できればいい(^_^;)
小一時間歩いたら戻ってランチにしよう♪(笑)
まず古い石段を登り初めて、なんだこれ?
かなり荒れていて歩きにくい。
もちろん変に整備しても古道の雰囲気が壊れてしまうので複雑だが、こんな道をずっと歩くのか…と出だしから閉口してしまった。
歩きにくい上にかなりの急坂だ。
こりゃ自転車よりキツいぞ(^_^;)
しかし、ちょっと歩くと普通の石の林道になってずいぶん歩きやすくなった。
土曜だって言うのに人は誰もいない。
聴こえてくるのは、隣を流れる小川のせせらぎと時おり鳴く小鳥のさえずり、そして自分の足音だけだ。
石の道なので石をはじく音と小枝を踏んで弾ける音で足音はやかましい。
しかしそれ以外はすごい静寂感!
ここをいにしえの偉人たちが歩いて参拝したのかと想像すると感無量になる。
前から黄門様と助さん格さんが現れそうな気がする(笑)
というか熊野古道は千年を超えるはるか昔に作られた道なのだ。助さん格さんなんて現代人だ(笑)
こんな世界遺産の古道を歩いた経験だけでも価値がある。
適当なところで引き返し、草堂寺のすぐそばに、今流行りの古民家cafeがあったのでそこでランチと洒落込む。
途端に女子旅のようになってしまった(笑)
美味しかった♪ ご馳走様でした〜♪
今日は自転車は25キロくらいしか乗らなかったけど、熊野古道を歩けて満足の一日だった〜(^^)v