今日は昨日届いたブルックスのサドルをJAMISくんに着けて、35キロくらい走って帰ってきた。すごくいい~♪ 新品でも想像していたより革が柔らかい。
自転車のサドルって、人それぞれ相性っていうのがある。
お恥ずかしいことだが、オレはサドル10個くらい持っている(^^;)
みな1000円から3000円くらいの安物ばかりだ。
これまで40年以上自転車を趣味にしているが、いくら走っても痛みもなく快適なサドルってこれまでに一つか二つしかない。
その辺にちょっと買い物にいくくらいなら極端な話なんでもいい。
しかし毎日100キロ近く走るツーリングの旅では、サドルは最重要なパーツになる。
ご存じのように自転車と人間の接点は3点だけだ。
手と足とお尻。
手は手首やひじがある。足はひざがある。それぞれ衝撃を吸収するショックアブソーバーの役割も担う。
しかしお尻だけは衝撃吸収する部分はなく、ダイレクトに衝撃を受けなけれならない。
前傾姿勢で高速走行をするスポーツサイクルほど体重は手と足に分散し、お尻にかかかる体重比は減っていく。どかっとお尻で座る感じではないのだ。
逆に直立姿勢で低速走行が基本のママチャリなどは、ほとんどの体重はお尻にかかっているので、柔らかくクッション性が高いサドルが必要だ。
オレの乗り方はその中間的なポジションだ。
やや前傾だが、普段は立ち気味の乗り方が多い。
従ってサドル選びがとてもシビアで難しいのだ。
相性の良くないサドルに座ると、走り出した瞬間から、こりゃだめだってことがわかる。100mも走らないうちにお尻が痛くなる(笑)
何故だかよくわからないが、柔らかなスポンジやジェルが入っているふかふかサドルより、本革のサドルの方が長時間座っていても痛くなく、しっくりくることが多い。
今回購入したブルックスは革サドルの世界ではもっとも有名なブランド品だから、かなりお高い価格であるが、以前3000円くらいでオークションで落札したノーブランドの革サドルも非常に乗りやすいので、高級品でなくても革は馴染むと最高だ。
革サドルのマイナス点は、重量が重いことと雨などに弱いことがあげられる。
それをも増してお尻が痛いのを我慢して何時間も走るのは辛いので、オレはサドルは最重要な自転車パーツだと思っている。
昔いすゞ自動車の初代FFジェミニという乗用車に乗っていたことがある。
まだ若くお金も無かったので最下グレードのマニュアルミッション車だった。
スタイルやデザインも好きで気に入っていたのだが、シートだけはまったくダメだった。長距離走ると降りれないほど腰が痛くなってしまう。
もう耐えかねて、当時一脚15万以上した「レカロシート」を買って着けた。
ドイツの名門「レカロ」だ。その後、嘘のように腰痛に悩まされることはなくなった。
話のついでに言うと、子ベンツ190Eのシートも最高だった。
サドルもシートも、たたみ文化の日本より椅子文化の西洋がやはり優れてる気がする。
自動車のシートや自転車のサドルって、結構奥が深いのです。
【目標体重まで 2.6kg】今日のランチは回転しない寿司でした~~(^^)v