灯台元暗しとは、よく言ったもんだ!
この地域に引っ越してきて約1年経つが知らなかった。
先日友達に教えてもらって初めて知った~(^^;)
戸定邸。とじょうていと読む。
我が国で唯一、一般公開されている徳川家の住まいだそうだ!
国の重要文化財とのこと。
地図を見たら、なんと、いつも行くスーパー銭湯の近くじゃん!!
ってことで、今日行ってきた♪
今日は日中15℃と日差しも暖かくいい天気だった。
オレはけっこう日本庭園や日本建築が好きだ♪
六義園、浜離宮恩賜庭園、旧古賀庭園・・あ!古賀庭園は洋風か(笑)
以前はちょくちょく行ったな~
やっぱ日本人だから感じる、落ち着いた佇まい、凛とした空気、そしてワビサビ♪ 日本庭園は心が落ち着くんだよね~♪
ネットで見たら、末尾が0と5が付く日は特別に庭が公開されて歩けるんだって!
今日じゃん!そりゃ行くしかないでしょ~~(^^;)
着いた~~♪
住んでいたのは徳川昭武。徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜の弟だ。
昭武は、慶喜の次に将軍になる予定だった人。
幼い頃から次期将軍としてのポジションが約束されていたのだが・・・
時は明治維新。260年以上続いた江戸時代も兄の慶喜で終止符となり、大政奉還となった。
昭武が、ちぇ!ついてねーの!ってがっかりしたかどうかは不明だが、徳川家の江戸時代は終わってしまったのだ。
徳川家も最高権力の座から退いたため、この戸定邸もやや質素で控えめな武家屋敷となっている。従って入り口もあまりえばっていない(笑)
しかし、何て言ったって長年天下人だった徳川家だ。質素な中でも威風ある武家屋敷だ。
素晴らしい和室だ。この部屋から眺める庭はまた格別だ。今日は残念だったが、澄んだ日には富士山が見えるらしい。
普段は庭には降りてはいけないみたいだが、末尾に0と5の付く日には自由に庭にも降りれる。今日は見学者もまばらで、とても優雅に見学ができた!
母親の離れとか、いろいろと複雑に小さな棟が沢山つながっている作りも面白い。
ええぃ!ひかえひかえ!この紋所が目に入らぬか!で有名な徳川家の葵の御紋だ!
本来なら次期将軍になる予定だったのに、大きく時代が変わり、時代は明治になった。
世界的にも一つの時代が260年以上続いた歴史は類を見ないらしい。
それだけ江戸時代というのは、なんだかんだ言って平和でいい時代だったのだろう。
徳川昭武は、幕府代表としてパリ万博に続いて、スイス、オランダ、ベルギー、イタリア、イギリスなど欧州各国を歴訪し、帰国し明治の世になってからは、わずか29歳で隠居し、狩猟、写真撮影、自転車、製陶など多彩でハイカラな趣味を楽しんだそうだ。
オレも隠居の身。旅が好きで、カメラや自転車が好きなんて、ちょっとオレと似てるところがあるな~~~(笑)
それにしても29歳でリタイアとは・・・・・(;^_^A
帰りは当然、いつものスーパー銭湯で一風呂浴びて帰ったとさ~♪♪