最寄駅の駅前にラーメン屋がある。
値段も安いラーメン屋なので、この地に引っ越して以来、4年以上たまに利用させて頂いている。
昨日の夜も出掛けて電車で帰って来て、駅前にいいラーメンの匂いが漂っていて、ついつい立ち寄ってしまった(^_^;)
数ヶ月くらい前からだろうか…容姿端麗な若い女性がアルバイトで働いている。
「いらっしゃいませ〜」
元気な声でお冷を持ってくる。
これまでこの店に来て、接客などで不愉快になった事は一度もない。
可もなく不可もない、ごく普通のラーメン屋である。
しかし、この女の子はちょっと違う。
かなりテキパキ動くし、よく周りを見ている。
メニューを見ている人も常に注意し、顔を上げて注文が決まる瞬間もちゃんと見ている。
よく、すみませーんって手を上げてるのに忙しくてこっちを見てくれない店員…なんてシーンもあるけど、この子はよく全体を見ていて瞬間的に飛んでくる(笑)
レシートを持ってお会計に立つ人もよく見ている。
客を待たせることもないし、声も愛想もいい。
この店いい子を雇ったもんだ(^^)v
小さな店だが、他に厨房に2人と彼女と一緒に接客する男の子が1人、3人の男性が働いていた。
明らかにこれまでと雰囲気が違うのだ。
4年以上時々通っていればちょっとした変化にも気がつく。
男性陣の働きも妙にいいのだ(笑)
明らかにこの女の子を意識してみんな張り切って働いているのだ。
やっぱ、男の子はそうなるよねぇ〜(^^)v
つまり、この子が入ってきた事でこの店はすべてが元気でテキパキのとても雰囲気のいいラーメン屋になったのだ!
女性の影響力ってすごいね〜www
なんでこんな話をしたかと言うと、昔若い頃、ある現場の責任者をしてた時の事を思い出したのだ。
事務パートの既婚女性以外、10数名の社員はすべて若い独身男の職場。配送を担う部署で全員ドライバーだ。
オレはそこのセンター長だった。
残念なことにオレだけ既婚男だ(笑)
ある日人事部から電話があり、ちょっと相談があると言う。
聴くと、今春、大卒で女性を採用したので、お前の部署で預かってもらえないか?という相談だった。
もちろん配送ドライバーとして。
まだその当時は女性を配送ドライバーとして採用することは珍しく、ある意味テストケースだった。
今思えば人事が全部署の中でオレを一番信頼してくれてたって言うのも笑えるんだけど、もちろん承諾した。
春になり一人の大学卒業したばかりの女の子が配属された。
背の小さな元気な女の子で、すぐに職場全体の雰囲気がガラッと変わったのがわかった。
先輩男性陣が皆競い合うようによく働くこと働くこと(笑)
もうセンター長としてはあぐらをかいていても大丈夫だ。
もちろん、この話にはオチがある(笑)
しばらくすると、案の定その中で彼女を射止める一人の男が出現した。
みんなで和気あいあいの時代は終わったのだ。
いや、和気あいあいなんて呑気な事言ってたのはセンター長だけで、本当は水面下では弱肉強食の勝者を目指したバトルが繰り広げられていたのかもしれない(^_^;)
勝者が決まるとまたまた職場の雰囲気はガラリと変わり、あの全員の頑張る元気な姿は無くなった(笑)
一年後その男と彼女は晴れてめでたく結婚したのだが、男性だらけの職場に女性一人とかの配置は、色々難しいものがあるな〜って思った過去を思い出したのだ。
あ〜ぁ〜!
女性だらけの職場にオレ一人なんて一度でいいから経験したかったなぁ〜(爆)