会社を早期退職して早4年半が過ぎた。
新卒で就職した会社に35年間勤め、辞めた後は働いていない。
もう4年以上無職で生きている。
35年間って人生でも大きな比率を占める期間だ。
通勤の時間を含めれば、一日10時間以上仕事のために費やしていただろう。
仮に7時間を睡眠として残り17時間とすれば、一日の半分以上仕事のために使っていた事になる。
それがそっくり全部無くなったのだ。
さぞかし楽で余裕のある暮らしと思われても不思議ではない。
しかし!!
何故かわからないが意外と忙しいのだ(^_^;)
どう考えたってそんなはず無いって思うんだけど、この4年半、仕事のための一日10時間が無くなった割には、毎日忙しいのだ。
何年もそういう状態だから、一瞬忙しかったっていうわけでもないのだ。
何故だ??
もちろん何もしないでもいいのだから、もっと暇なはずなんだけど、実際はそんなに暇ではない。意外と小忙しく過ごしている。
これはどうしてなのか?
ちょっと不思議。自分でも知りたい。
いろいろ考えてみた結果、仕事をしている時間が無くなった分、したいことと生活のための事をして帳消しになっているとの結論に至った。
現役時代出来なかった事を一生懸命やってる時間、そして買い物行ったり自炊したり、洗濯したり…みたいな生きるための行動で、意外に時間は過ぎてゆく。
会社に通ってる時期は、趣味の事にしても、家の事にしても、かなりオミットしていたのだろう。または金で解決してるとかね(^_^;)
例えばの例だが、バラ園のバラが咲いたら、もう終わったら来年まで見れないから何度も行ったり、ズボン1本買うのに自転車で4件も店を見て回っったり……
働いていた時はそんな無駄な行動はまったくしなかった。
人間、生きているだけでもけっこうしたい事やする事がいろいろあるもんだ。
あと、もう一つわかった事がある。
仕事って実は大した事してない!(笑)
確かに毎日満員電車乗って会社に行き、夜また家に帰って来るとクタクタで~なんて言ってたけど、今思い返してみると、特に晩年、机に座ってる時間、商談や会議など人とミーティングしてる時間、出張などで移動してる時間…
体力的には遊んでいるのと大して変わらない(笑)
朝から晩まで肉体労働だったりすれば、相当しんどいかもしれないけど、会社に行くのと、ディズニーランドに遊びに行くのとだったら、会社の方がぜんぜん体力的には楽でしょ(笑)
快適な部屋で椅子に座ってパソコンしたり、人と話してるだけなんだだから…
もちろん、人間関係やプレッシャーなどいろいろ辛い事もあるから、精神的には大変な事もあるけど、肉体的にはリタイア後とそれほど大きな違いはありません。
最初想像してたのは、けっこう自分にあまい方だから、会社辞めたら、ダラけた生活になるのかな〜って思ってた。
動物園の動物のように、一日デレ〜と何もしないでいるのかなぁ〜って…
こんな感じ(笑)
しかし仕事もしてないくせに案外忙しく、何かしらちょこまか行動している毎日。
これは性格?
よくわからない…
もちろん基本何事も自分のペースだから、追われるほど忙しい訳ではないけど、想像とはけっこう違ってたって報告でした〜(^^)v