るんるんリタイア暮らし

58歳で35年務めた会社を退職。現在リタイア生活をエンジョイ中

リタイアとメンタル

現代人は多かれ少なかれ大半の人がメンタルを病んでいる。

心療内科に通ったり重度の鬱になっていないまでも、生きていれば過大なストレスやメンタルが病むことは山ほどある。

 

精神科医の先生によれば、メンタルが病む原因の大多数は「人間関係」だそうだ。

会社やいろいろな人間関係のストレスから鬱になったり出勤できなくなったり、不眠症になったり・・・・

 

 

人間が幸せを感じるのも「人間関係」だが、皮肉にもメンタルを崩壊させるのもまた「人間関係」なのだ。

 

会社に務めたりしていれば、どんなに嫌でもすぐに関係を断つことができない人間関係は存在する。会社を辞めない限り自分ではどうにもならないことだ。

そして悩み、我慢し続けているうちにストレスは限界に達し、様々な精神疾患を発症する。

 

人間には適度のストレスは必要だが、過度のストレスを貯め込み過ぎることでいいことはまったくない。鬱になったら治すのも大変だろう。

 

自分はそこまでひどいメンタル疾患にはならなかったが、軽い不眠症とか経験したことはある。長年会社組織で働いていれば、すべてが順風満帆とはいかない。

 

34年と10カ月、ほぼ定年近くまで働いたわけだが、早く第二の人生をスタートさせたく、早期退職制度もあり退職を決意した。

 

さて、リタイアした後はどうなったか?

 

ストレスはほぼゼロになった。

 

当たり前だが複雑な人間関係がまったく無くなったのだからストレスもない。

 

それ以外の生きるための様々なストレスはストレスと言えないほど小さい。

暑い寒いだってストレスの一つだが、そんなのメンタルが病むようなものではない(笑)

 

人間関係でも、気の合う友人関係と仕事場の上司部下の関係などは根本的に次元が異なる。

上下関係で強制的に命令されたり、従わせられたりする関係の方がはるかにストレスが高いだろう。それが根本的に馬が合わない人との場合はなおさらだ。

 

リタイア以降は自分が嫌だとか不得意とする人間関係をあえて作る必要がなくなる。

 

また、自分の意思で行う行為にストレはない。

 

例えば、嫌いな人にここを徹底的に掃除しなさいと命令されしている場合と、自分できれいにしようと掃除している場合は、精神的にはまったく異なるものだろう。

 

自分の意思で行う行為は、その成果も満足感があり喜びとなる。

同じ行為でもまったく感じ方が正反対だ。

 

生きていくためにはお金がいる。

ローンを返済している場合はそれも毎月返していかなければならない。

ご家族がいればそんな簡単な問題ではないことも事実だ。

 

だからあまり無責任なことは言えないが、もし過度なストレスで苦しんでいるのであれば、リタイアではなくても一旦思い切って現在の仕事を辞め、それらのストレスから自分自身を解放してあげることも選択肢の一つとして考えてみることも必要だ。

 

メンタルが病む人はその人自身の性格や人間関係の下手さにも問題がある。

しかしメンタルが壊れてしまったら遅いのである。

身体の怪我のように、時間が経てば必ず治るというほど単純ではないのだから。

 

まあ、なかなかできないで悩み続ける人だから難しいんだけどね。

 

もうや~めた!ってすぐ辞めれるような人はメンタル疾患にならない。

 

人間、ある程度のいい加減さや無責任さも必要なのかもしれない。