ちょっと上手くいくとすぐ調子にのるヤツっているよね~(笑)
そう!オレだ~(笑)
大量のジャンクカメラ。
まずちゃんと動くものと動かないまたは調子が悪いものに分けた。
そしてちゃんと動くものは段ボールに仕舞っておいて、まずは動かないものから分解して可能なら直そうと奮闘している。
最初はCANON FTQLというとても古いカメラ。
ダメなものが7台もあったのでまずそれから挑戦した。
こんな巻き上げレバーが明後日の方向に向いて、ロックしてまったく動かないものとかほんとガラクタのようなカメラたち。
結果、一台は研究のため分解バラバラにして壊してしまったが、なんとそれ以外の6台はすべて巻き上げレバーが復活してシャッターが切れるようになったのだ!!
ジャーーーーン!
すごくない??
この6台ぜんぶ動くようになったよ~~(^^)v
って言うか、正直に言うと・・・
カメラの底の板を外して、油を差しただけなんだけどね(^^;)
それで巻き上げレバーがすべて動くようになった!!
ただもちろんいろいろ不具合はある。
プリズムが腐食しているもの。
ミラーが腐食しているもの。
露出計が壊れているもの。
セルフタイマーが壊れているもの。
古いカメラだし、保存状態も悪かったものもあるしすべてがキレイってわけではない。
しかし上記の問題は写真を撮る上では大した問題でもない。
セルフタイマーなんてなくても写真は撮れるし、露出計なんて今時、スマホの無料アプリにもある(笑)
古いカメラの内臓露出計よりよっぽど現代のスマホアプリで露出を決めたほうがいいかもしれないね。
それより一番問題なのは、シャッタースピードの狂いだろう。
古いカメラはスローシャッターが長すぎるものが多い。
一秒に設定してシャッター押すと明らかに一秒以上かかっている(^^;)
これはスローガバナーという機構になにかしら不具合があると思われる。
一台研究用に分解バラバラにしたものだが、スローガバナーはこの下の部分。
指で歯車を回すとジーーってセルフタイマーのような音がする。
ここに注油するとある程度直るらしいが・・・・・
しかし、ここまで到達するためには、軍艦部と底板を外し、セルフタイマーも外し、全面の革をすべて剝がし、シャッターユニットを分離するところまでしないとスローガバナーは現れない。ここまで分解するのはけっこうリスクがある。
露出計関連などの配線をハンダごてでハンダを溶かして外さないとならないし相当の大手術になる。
だから今回はスローガバナーは見て見ぬふりをしている…(^_^;)
全部壊しかねないもん(笑)
手持ちで写真撮るのに、1秒とか1/2秒とかのシャッタースピード使わないしね(^^)v
とりあえず分解バラバラにした1台を除いてすべて巻き上げレバーが動きシャッターが切れるようになっただけでも大満足だ。
先日ブログにも書いたけど、カメラの中にフィルムが入っていて、現像してみたらなんと19年前に撮られたものであった。
つまり19年前に誰かが最後のシャッターを押し、その後19年間一度も巻き上げレバーも動かさず、蓋も開けず、とてつもない長い歳月一切動かさなかったカメラが、なんで今触ったら元気に動くのか?不思議でならない。というかすごいとしか言いようがない。保存環境だって最悪だった汚いカメラたちだ。
そんなボロボロのカメラ、すべて動くのだから恐ろしいほどすごいことだ。
キャノン・・・・やっぱり世界で認められ一流カメラメーカーになっただけのことはある。
いやキャノンだけじゃない、すべてのカメラメーカーやセイコー、シチズン、カシオなどの時計メーカー、トヨタ、日産、ホンダなどの車メーカーも・・・・
やっぱりMade in Japanてすごかったんだなぁ~ 日本人の誇りだ。
そんなことを感じることができただけでもこのジャンクカメラいじりはとても有意義な体験だったと思う。
まだまだレンズも含めて大量にあるんだけどね・・・・・(^^;)