大昔の壊れたジャンクカメラ…
昨日はバラシてまた組み立てるという練習をした。
結局壊してしまったが・・・・(^^;)
今日はもう組み直すことは断念して、とことんバラシて巻き上げレバーがロックしている原因を突きとめたい!
同じような巻き上げレバーがロックしている個体が他にもたくさんあるのだ。
CANON FTQL発売当初の1966年、大学卒初任給は平均¥24,900だったそうだ。
そしてこのカメラ、レンズとセットで54,800円だった。
なんと初任給の約2.2倍の価格だ!
この当時はまだネット通販やディカウント業態はまだなく、みんなほぼ定価でものを買っていた時代。今なら40万円くらいのものを買う感覚だろうか・・・・(^^;)
そんなものを分解バラバラにして壊しちゃうんだから・・・・
考え様によってはかなり贅沢な遊びだなぁ~(;^_^A
今回仕入れたジャンクカメラとレンズ。
新品価格で換算したらぜんぶでざっと約300万円以上になる・・・(°Д°)
物価も考えると現在価値で1000万円以上か!!(笑)
それがヤフオクで6000円で落札できちゃうんだから恐ろしいことだ・・・Σ( ̄□ ̄|||)
まあデジタルカメラの時代にならなければ、これらのカメラもまだ修理していい値で取引され活躍してただろうに… これも運命だね(^_^;)
ただ最近のプラスティックのデジカメや電子部品だらけで構成されているカメラなどはいくら1円でもこの当時のカメラのような50年後の価値はないような気がする。
だいたい電子基盤が壊れたらもう直せないんだから、どんな高価なカメラも現在は使い捨てだ。個人的にはあまり好みじゃないなぁ~
良いものを直して長く使う時代。
そういうコンセプトで作られたモノたち…
なんか大切にしたくなるんだよね、そういうモノ達って。
要するに時計もカメラも自転車も、全てフルメカニカルのモノは直して一生使えるということだ。
また脱線話が長くなっちゃった(笑) いつもですねぇ・・・(^^;)
今日は昨日バラしてまた組み直したカメラを今度は分解バラバラにして研究した。
フィルム巻き上げレバーがロックしている原因が知りたい。
しかしさっぱりわからず・・・・(笑)
底の部分の歯車のどこかが引っかかってるのではないかと思うんだけど・・・・
それより分解していてすごいものを発見してしまった!
このギアの中に入っていたバラのベアリング。
こんな小さいの見たことないΣ( ̄□ ̄|||)
つま楊枝と比べてみた(*_*)
下の大きなベアリングの玉は自転車のフロントハブのものだ。
自転車の中でも小さい種類のベアリングでリアハブはもっと大きい。
なんか地球と月みたい(笑)
今から55年も前に作られたカメラ・・・・・・
なめてないよって言ってたけど、正直なめてた・・・・・
こんなすごいんだ~~
結局この小さなベアリング、元に戻すのに3個も紛失した・・・・
プラスチックピンセットで一つ一つつまんで戻したんだけど…
二個はどっか飛んでった…(-_-;)
もう一個は、真ん中のネジ穴にホールインワン(笑)
こんな精密機械を直す職人さんってマジ神だ!!!
正直手も震えるし老眼で目も疲れる・・・・
こんなちまちました作業はもう限界かも・・・・・
なんか自転車の部品が巨大に感じるようになった(笑)
ほんとメカニカルカメラってすごい!