なんだかカッコいい題名になっちゃったけど、いつものように何の根拠もなく自分勝手に好き勝手言うだけのブログです(笑)
中学生くらいから趣味で自転車が好きだったオレが、50年ちかく見続けてきた自転車の変化について思う事を語ってみましょう(笑)
フレームがアルミやカーボンになったとか、ブレーキがディスクになったとか、いろいろ素材や部品が進化しているのもありますが、今回はポジションの変化について話しましょう。
下の二台の自転車はオールドバイク。昔はこんな感じでした。
トップチューブが地面と水平なホリゾンタルダイヤモンドフレーム。
サドル面に対して極端に前傾がきつくないハンドルの高さ。しかもこの当時のステムはボルトで上げ下げできる可変構造でした。それでも下ハンを握れば十分前傾姿勢であるけどね。
あと現在と大きく違うのはロー側のギア比。
昔はフロント2枚のインナーが42t(シマノは39tまで)。
リアのロー側は標準で21t。フリーは13-21tというのが一般的でした。
そして50年経った現在のバイクの一般的なスタイルがこんな感じ。
トップチューブはスローピングしているダイヤモンドフレーム。
写真の撮り方にもよるが、サドルに対してかなり下がったハンドルポジション。
フロント2枚のロー側が36tとか34t、リアのロー側は28tとか昔に比べてローギアがかなり軽くなっていますね。
1900年代初頭のツールドフランスなどの古い写真を見ていても、これほど前傾姿勢ではなく、最初の2枚の写真の自転車のようなポジションでした。
つまり一秒でも早く走るためには、高速になればなるほど風圧との闘いであり、エアロという風を制する技術が昔より大きく進化しているのです。
それに伴ってポジションもかなり前傾が深くなっています。
早く走るためという理由では至極全うな進化であると思います。
しかし逆に、坂道などを登るためのローギアは昔よりかなり軽く設定されています。
42t✖21tなんてギアはトッププロと同じギア比で、一般人が乗りこなせるものではありません。しかもロード用クランクの当時のカンパなどは、そもそも最小が42tであったので必然的にそうなってしまってました。
(たしかPCDは144mmだったっけかな‥)
リアは当時はフリーと言ってスプロケット側にフリー機構が付いたもので、13-21tが当たり前のように付けられていました。今なら男ギアなんて言われちゃいますね(笑)
オレのランドナーなどのツーリング車でも14-24tだった記憶があります。
もちろん、現在でもツールなどに出るトッププロはそれくらいのギアを踏んでいるのでしょうが、一般のホビーレーサーには適切なギア比になって良かったと思います。
しかしきつい前傾ポジションはどうでしょう??
これはトッププロと同じようなポジションとなっています。早く走るためには合理的なのですが、リカンベントではないダイヤモンドフレームの従来型の自転車のポジションではかなり体に無理を強いるポジションとなっています。
巡行40キロ以上で走るトップレーサーなら効果がありますが、20キロ台で走っているホビーライダーには意味がない無理な苦しいポジションだと思います。
この先10年後とか20年後とか、どうなっているのか知る由もありませんが、クランクの長さとハンドルの高さはレベルや好みによって選べるようなシステムになっていればいいなぁと思っています。
ヘタレで初老のオレならクランクは165㎜、ハンドルは高めをチョイスするな~(^^)v
今日は生憎の雨。
センターもズレたダメダメホイールがあるので、今日は触れ取りと格闘しよう~(^_^)v