途中バイクに浮気したり、しばらく遠のいていた時期もあるが、自転車が好きでもう45年くらいが経つ。
昔から軽い自転車に興味があった。
はじめてスポーツタイプの軽い自転車に乗ったときの感動は今でも忘れない。
すぅ~っと文字通り軽~くスピードに乗れるのが驚きだった。
軽いといっても当時のランドナーとかは12キロとかそれくらいだ。
イタリア製のかなり高級なロードレーサーでさえ9.8キロとかだった。
それでも手で持ち上げて、おお!軽い軽いと喜んでいた。
今回念願だったカーボンロードを中古ながら手に入れたわけだが8キロくらいの軽さだ。いろいろ軽い部品に変えれば7キロ前半くらいは簡単に達成するだろう。
45年前のクロモリ全盛だった時には考えられない軽さだ。
しかし45年も自転車を趣味にしてこれだけはブレないというオレなりのポリシーがある。
とにかく楽に快適に気持ちよく遠くまで行くこと。これに尽きる。
今回購入したカーボンロードは文字通りロードレーサー。競技に勝つための自転車だ。しかしオレは競技はしない。あくまでもサイクリストだ。
だからこのバイクをロードレーサーとは考えていない。あくまでもツーリング車としてとらえている。
先日7000円でクズ屋さんから拾ってきたJAMISくんも、このFUJIもアメリカメーカーの自転車だが、特徴的なのはフロントのフォークコラムを短くぶった切らず、ハンドルステムが長めに残されていることだ。
例えばこんな感じ。
メーカーが販売のために写真を撮る際には、あり得ないほどサドル位置を上げ、フォークコラムはヘッドチューブギリギリでカットされている。
お尻の位置に比べハンドルの位置が相当低い。
サドルはネジを緩めて上げ下げできるが、ハンドル位置はこんな短く切られては一切ポジションは変えられない。
実際ロードレース競技ではこのようなポジションで走っている人も多い。
それはなぜか?それは前傾姿勢を強くし空気抵抗を極力減らすためである。
なぜ空気抵抗を減らすのか?
それは巡行スピード時速40キロ以上で走っているからだ!
20キロそこそこでチンタラチンタラ走っているツーリストに、こんな前傾姿勢必要だと思います?(笑) 首は痛いしこんな楽じゃない姿勢する必要ないでしょ(笑)
そして今回オレが購入したカーボンバイクはこれ。
ね。ハンドルとサドルがほぼ平行くらいでしょ。
実はこのフレーム171㎝のオレにはワンサイズ大きいのだ。
でもあえてわざとそれを購入した。フレームが大きくなるとヘッドチューブも長くなり、結果としてハンドル位置が上がるのだ。
昔乗っていたランドナーはハンドルの高さとサドルがほぼ水平だった。
そして歳をとった今、サドルより指2本分ほどハンドルが高い方がより乗りやすい。
それ以外にもいろいろと快適さをアップするための改造個所がいくつかあるのだが、リタイアした貧乏無職なもんで、妥協しながらゆっくり完成させようと思う。
ホームセンターに行けば1万円そこそこで自転車買えるが、それからしたらカーボンバイクはクルマで言えば数千万するフェラーリみたいなもんだ!
フェラーリは買えないけど自転車ならなんとか買えたぞーーー(笑)