るんるんリタイア暮らし

58歳で35年務めた会社を退職。現在リタイア生活をエンジョイ中

旅を終えて

帰国して10日が過ぎた。

ヨーロッパの旅も、時が経つにつれ、どんどん過去のことになっていく。

 

久しぶりに家に帰り、家の周りの草取りをした。出かける前には綺麗にしていたのだが、夏の間にずいぶんと雑草が伸びていた。

 

そして、ギックリ腰になってしまった・・・・(^^;)

 

もう数日寝たきりだが、一向によくならない・・泣

 

このヨーロッパ3か月の旅では、健康であったことが何よりもよかったことだ。

ルーマニア辺りで、ちょっと風邪っぽかったことはあったが、それ以外で体調がすぐれないことはなかった。

旅先でたとえば、歯が痛くなるとか、腰痛になって動けなくなるとかになれば、旅も楽しくない。やはり何より健康が一番だ。

 

92日間で、ざっと600~700キロくらいは歩いた。

だいたい東京から大阪を越えてさらに岡山に到達するくらいは歩いたことになる。

新品で下して履いていった安物スニーカーもボロボロになって、帰ってきて捨てた。

それでも、体重が一切減ってないのはなぜだ???!!!(^^;)

 

とにかく、日本って飯が旨い!!

ほかほかの炊き立てのご飯に納豆とみそ汁、それに何か一品おかずがあれば、最高の幸せだ。日本人だから日本人の嗜好があるのは当然だが、どうも欧米の食べ物は体に合わない。毎日毎日パンやチーズ味ばっかり食べていたら嫌になる。

色々現地の食べ物も食べたが、感動するほど美味しいとは思わなかった。

旅の3か月くらいなら何とか耐えられるけど、一生この欧米の飯って思ったら、やっぱり嫌になる(笑)

文化や食べ物というのは、なかなか簡単に変えられないものなんだな~

もちろん、欧米の方々からしたら、欧米の食べ物が一番美味しいのであろう。

 

今回のヨーロッパの旅で一番印象に残ったことは、やはり街並みの美しさだ。それと色彩感覚のすばらしさ。ほんとにセンスがあるな~と感心した。

街並みだけではなく、人々が着ている服のコーディネートも日本人とは違う。強烈にブライトなグリーンやアエロフロートのCAのユニフォームの濃いオレンジなどは、本当に白人は似合う。若い人だからではない。フランスのセートのホステルでプチコンサートを聞いていた時の年配のご夫婦。旦那さんのオレンジのパンツに裸足にデッキシューズ。すごくいかしてかっこよかったな~。

とても同じ年齢の日本人男性では、この格好は似合わない。

いつも不思議に思っていたことがある。日本に観光で来る外国人が、浅草あたりで皆さんレンタルの着物を着て歩いているんだが、これがなんとも似合わない(笑)

やはり、男性も女性も和服は日本人が一番しっくり決まると思う。

西洋の色彩感覚やセンスは、彼らの得意とするところで、我々日本人から見たらとても異文化なんだな~と思った。

 

人については、なんといってもレディーファーストの文化がとても印象的だった。これらはサービスではない。当たり前なのだ。自然にできている。何も特別ではない。

ルーマニアで一般家庭のご夫婦の皆さんとご一緒して、学ぶことがとても多かった。

もちろん、日本人は人前で恥ずかしいとか、なかなかこのように自然に行動できるかと言ったら難しいとは思うが、いいことはまねていいと思う。

 

日本に帰ってきて、道を渡る際、車はほとんど止まってくれないと感じた。

車優先社会。これは東南アジアもそうだ。

欧米ではどこでも、かならず道を渡ろうとしていると、車は止まってくれる。

歩行者優先社会。自転車優先道路もほぼ整っている。

弱者優先は当たり前だと思うが、まだまだ日本人の民度も古きアジアの領域を脱していない。あおり運転などもってのほかで論外だ。

 

最後に、サービスについて。日本のちょっとわざとらしいサービスも最近どうかな~と思うことがあるが、ヨーロッパの最低な接客にも腹が立った(笑)

やはりお金をもらう以上、最低限の接客やサービスをする姿勢を見せてほしい。

全員が全員ではない。もちろんナチュラルで気持ちいい接客してくれる人もいる。でも、本当は嫌だけど仕方なく仕事をしていますっていう態度の人も見かける。労働はできたらしたくないことなのかもしれない。

気持ちがストレートに態度に出ていて、それはそれで滑稽なのだが・・(笑)

 

はじめてのヨーロッパ。アメリカとも違い、とても面白かった。

ちょっと出費が多かったので、しばらくおとなしくしてないとならないが、きっとまた格安航空券を見つけて行こうと思っている。