長期の海外旅では、時々こういう遊びをする。トラムや路線バスなどに乗って適当に遠くまで行ってみるという遊びだ。今はグーグルマップのおかげで本当にどこに行くのも楽ちんになった。
まずはとりあえず適当なバスかトラムに乗ってみる。30分から1時間くらいのどこかで降りる。あとはいろいろ歩いて探索する。それだけ(笑)
ここリヴィウのバスの運賃は片道わずか29円(^^;) 約40分くらいだろうか、終点についた!
普通観光客が旅で泊まるエリアは街の中心部。言ってみれば新宿とか渋谷とか、まったく生活感がないエリアだ。レストランは沢山あるが、スーパーは小さなコンビニにようなスーパーしかない。しかしバスで40分くらい行くと、そこには多摩ニュータウンがあるのだ(笑)
観光名所はないが、人々の暮らしの風景がそのまま垣間見ることができる。
沢山の団地があり、今日は日曜日なので赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩している夫婦や友達と一緒に遊んでいたり、犬を散歩したりしている風景がそこにはあった。
何も観光地的な面白いことはないけど、素朴なその国の生活感が味わえるのもいいものだ。バルコニーがガラス張りになっている家が多いが、たぶん冬の寒さ対策じゃないかな。冬は-20度とかになるんだから二重構造の方が暖房効果があるからね。
あと一階部分はかならず鉄格子がついている。やっぱり泥棒いっぱいいるのかな(^^;)
たとえば、日本に観光で来た外国人が、新宿に泊まって渋谷や浅草や六本木などいろいろ観光して、京都に移動して日本的な神社仏閣をみて帰国する。それでは絶対普通の暮らしは見れないでしょ。我々日本人だって、毎日都会で遊んでばっかりいるわけではない。普段はスーパー行って野菜や肉や魚買って家で食べてるのが日ごろの生活だ。
あったあった、やっぱり生活感のある地域には普通のスーパーがあるもんだ(笑)
牛乳が最初わからなくて、これミルク?ってとなりの人に聞いたら、違う違うと言われて、ミルクはМолоко(モロコ)って買いてあるからね!って教えてくれた。
普通の牛乳もあるけど、このビニール袋に入って売ってるのにはびっくりした。洗剤の詰め替え用みたい?(笑)
ウクライナのリヴィウの郊外。ほのぼのとした平和で幸福そうな人々の姿が見れてよかった。いい国だな~
帰りはトラムで帰ってきた。21円だ(笑)
トラムは連結車両になっていて、かなり混んでいた。お金を払わなければならないのだが、お金は一番前の運転手のところに車掌も乗っていてそこで払う。なんとか近くまで行ったんだけど人が多くて無理だ。どうしようオレまだお金払わないで乗ってしまってるぞ(^^;)
そんな時、オレの後ろから誰かにお金を渡された。それをもっと前の人に渡してくれって。バケツリレー?お金をどんどん前の人に渡して、最後に車掌さんの近くにいる人が切符をもらって、またバケツリレーで戻ってくる。オレも自分のお金を出してみた。すると同じように前の人に渡り切符が手元に戻ってきた。助け合いの精神ですね~(笑)
一番車掌さんの近くにいる女性はずーーと切符担当になっている(笑)
ところがこの切符、その後かならずパンチで穴をあけないといけない。使った証拠に穴をあけて一回しか使えないようにしているのだ。オレと同年代の人なら昔電車に乗るのに、駅員がカチカチと切符を専用のハサミみたいなもので切っていたのを覚えてるだろう~(笑) ウクライナではそれをセルフサービスでやらなけらばならない。
こういうパンチの機械がポールについている。しかしあまり多くない。オレの前に一個ある。今度はオレの切符パンチしてくれ!ってそこら中からオレにオーダーが来る。そのたびにはいはいってパンチして返す。そうです、オレはパンチ担当になってしまったのだ。言葉はいらないから簡単だけど、なんだか役に立って嬉しかった~♪
短い旅行ではなかなかこういう遊びするより、せっかく来たんだから観光名所見ないとってなってしまうものだがその国の日常エリアの見学も意外といいものだ。