るんるんリタイア暮らし

58歳で35年務めた会社を退職。現在リタイア生活をエンジョイ中

会社(組織)で働くということ

私は大学を卒業後、ある会社に就職しその会社に34年間勤めました。

働くということは、いわゆるサラリーマンという会社の社員として働く、自分で会社を作って経営者になる、派遣社員として働く、その他自営業など、いろいろな種類の働き方がありますが、私はサラリーマンでしたからそれ以外の働き方については未経験のため、よくわかりません。

ただどのような種類の仕事であっても、何かをすることによってそれを買ったり、利用したりしてお金を払う側がいて成立するのが仕事ですから、真っ当な仕事であればどのような種類の仕事でも、突き詰めていけば大抵楽しくなっていくものだと思います。

どうしたらもっと売れるか?どうしたらもっと利用者が増えるか?いろいろな切り口があるでしょうが、基本は何かを提供する側とそれを利用する側の関係でその仕事の規模が決定されていきますから、自分のアイデアや企画がヒットして業績が伸びれば誰だって嬉しいものですし、自信にもつながります。

「真っ当な仕事であれば、どんな仕事でも本来は楽しいものだ」

と思っています。

しかし、その仕事が嫌いになったりその会社が嫌になってしまうこともあります。

それは私の場合ほとんどすべて人間関係によるものでした。

正確に言うと上の立場の人間との関係性です。ずーとではないですけど30年以上組織に勤めていれば、いろいろな部署に異動しますから不幸な上司にだって当たってしまいますね(笑)

私の会社は従業員数がまあ多い大企業でしたので、人間関係はかなり複雑でした。

中合併なども数回あり、その都度新体制についていけない人たちが脱落していきました。今思えば、会社というのは何千人という人間たちが、常に上をみて仕事をしています。それは上が自分に対して影響力を持つから当然ですね。

どんな会社でもすべて人間的にもマネージャーとして優れた人ばかりが上に昇進していくという訳ではありません。ちょっと悪く言うと、うまいヤツ、ちょっとずるいヤツ、自分を上に売り込むことに長けてるヤツ・・などがうまーく昇進していく人もいます。

そういう人は基本自分のことしか考えていないので、権限を持たせるとたちが悪いです。もちろんいいマネージャーもいますけど、会社の人事というのは完璧ではないのです。34年間勤めてずっと見てきましたが、次から次へと部下の精神をつぶし、出勤ができなくなり人事付休職後退職になる不幸な社員を大量排出してきた「クラッシャー上司」は私の知っているかぎり、組織からのお咎めはありませんでした。

人事だって何もしません。私から言えばその上司一人が、大金を使って研修させて成長させてきた人材を何人も廃人にしてきたのですから、会社にとってかなりの損失だと思うのですがね。。。触らぬ神に祟りなし??見て見ぬふり??

どんなに楽しくなるかもしれない仕事でも、たった一人の人間によって嫌になってしまうことがあります。被害者同士がお互い寄り添って、愚痴を言い傷をなめ合うことはできるでしょう。でもそれでは何の解決にもなりません。明日出勤したらその上司が常にいるのですから。

部下に指令するのも、評価するのもすべて上司。その上司を評価するのもそれまた上の上司。それではみんな上をみて生きますよ。利口な人ほどね。

私は上には常にたて突いてきたので、敵も多かったです(笑)

だっておかしいものはおかしいって思っちゃうんですから、あなたはおかしいと言うと相手は牙を剥いて潰しにきます。本当にそういう人プライドはすごいですよ~(^^;)

でも歯向かって、結果良い業績を出しても絶対評価してもらえません(笑)

やっぱり日本は客観主義ではなく、上司の好き嫌いがとても影響しています。

いろいろ昔話を書いてしまいましたが、それでも多くはとてもいい経験と仕事をさせて頂き、お金まで貰ってたのですから会社には感謝しています。

まあ自分もそれなりのポジションだったので34年もやってこれたんだと思います。

平社員だったら、ハエを殺すより簡単に殺されちゃいますもん(笑)

そしてどんな会社でえばっている人でも、会社を辞めたらきっとそれまでずっとごますってくれてた周りにいた人は全員さーーといなくなります。(大笑)

そして会社のポジションの権力なしに新な友達を作ることは難しいですよ。部長!とかいう肩書、もうないのですから(笑)

会社を辞めるとお金の心配は常にありますけど、そういう嫌なストレスからは解放されるのはいいことですね。

若い人はとにかく頑張ってお金を貯金してリタイアできるまで頑張らないとならないので大変だと思いますけど、目標をしっかりもってそれを楽しみに頑張るのもいいと思います。将来に楽しみがあるとちょっとは頑張れますから。。