日本人は昔から貯蓄が好きな国民です。
たんす預金なんて言葉もあるし、奥さんが旦那さんに内緒でへそくりをしているなんてことも(^^;)
歴史的に日本は稲作文化で主に米を食べてきたのですが、基本一年に一回しか穫れません。従って冬から翌年の収穫の時まではストックしている米を食べて生き延びます。さらに飢饉などが起こるとさらに米のストックが重要になります。日本人は一攫千金を狙う狩人ではなく、コツコツと地道に働くことを美徳としてきた民族なんですね～(^O^)
お米は永遠には保存できませんが、お金は腐らないし永遠にストックしておけます。従ってあらゆるリスクを回避するために、米の代わりにお金を貯めるようになりました。自分で持っておくと火事で燃えてしまったり、泥棒に盗まれたりする危険があるので普通は銀行に預けておきます。
しかし、このお金を貯めるという行為を安心してできる国はそれほど多くないんです。
最近ではベネズエラだとかちょっと前にはロシアだとか、世界ではかなりの国でハイパーインフレを経験しています。今まで100円で買えたものが1000円になってしまったら・・・銀行に貯めていた自分の1000万円は一瞬にして100万円の価値になってしまいます。もっと激しい数千倍のハイパーインフレが起これば、政府が発行した札はただの紙同然になってしまうかもしれません。
実際にそういう体験をしてきた人に、貯金しろって言っても無理な話ですよね。無理してお金を一生懸命貯めてもそれが紙切れになったら？どう思います？？
貯めないですぐ使っておけばよかった！！って思いますよね・・(^^;)
世界中の国では、その国が発行する通貨について信頼できないという考え方もまだまだ多いと思います。
その点、日本はハイパーインフレが発生する確率が低いランキングで、スイスに並んで世界3位。貯めたお金の価値が大きく無価値化する可能性が少ないということで安心して貯蓄できる国です。
そういう信頼の土台があって、安心して貯金ができるんですね～♪ 日本に生まれてよかった～♪
今は超低金利時代。せっかく一生懸命貯めたのに全然利息がつかない！！とお嘆きの皆さん、まあいいじゃないですか～ハイバーインフレになるような国じゃないんだから。
また自分のお金をもっと増やしたいと投資をする人もいると思いますが、それは必ずリスクと隣り合わせであることも忘れてはいけません。大きく増えて大喜びすることもあれば、不運なことに資産が半分に減ってしまったということだってあり得ます。万が一減ってしまっても諦められる範囲で投資をするのが無難ですね。
私は正直あまり投資には興味がありませんのであまり関係ないのですが・(^^;)
むしろ円高にでもなったら金を買いたいです。
何歳でリタイアしたいのか？年金はいくつからいくらもらえる予定なのか？などいろいろな条件によっても違うし、その人がどんな暮らしをしたいのかでも大きく違いますけど、どんな場合でも収入もなく働かないで生きるためには貯金は必要です。貯金して困ることなんてありません。
しっかり目標を立ててコツコツ貯金しましょう～(^O^)
