今日は2019年4月1日。新元号がさっき発表されました。
「令和」とのこと。
昭和、平成、令和と3つの元号を跨いで生きてきました。(実際は5月からだけど)
オレが若い頃、明治生まれの人なんて言ってたけど、まさに昭和生まれの人って古い時代に生まれた人ってイメージになっちゃうのかな・・・(^^;)
4月になると59歳になりますが、まだおじいさんではない!と思ってます(笑)
でも半世紀以上生きてきて、ちょっと人より早めですがリタイアし、第一線から退いた身。じゅうぶんおじいさん一歩手前かもしれない・・(^^;)
前置きはともかく、今日は老後の生活費についての話をします。
インターネットで老後の資金とか、老後資金 いくら必要とか検索すると、もう星の数ほどの記事がヒットします。
それらの記事を読んで騙されないでください。ほんととんでもない記事ばかりです。
まずその記事はだれが提供しているのか?銀行系?保険会社系?それともファイナンシャルプランナーという職業の人??
それらの記事はビジネス上そちらさんの側から、ある目的をもって発信されているものだと思えばいいと思います。けして実体験から書いている人は一人もいません。
一言で言えば、老後の資金は実はこんなにたくさん必要です!これだけの貯金を持っていますか?今から計画的に準備する必要があります。という口調でこれから老後を迎える人に不安をあおるものばかり。当然その後ビジネスに持ち込みたいという意図もあるのでしょう。本当に真実が解っていない典型的な無責任な記事です。
最低夫婦二人で22万円、余裕がある生活をするには35万円くらい必要です。
え??その差ってなんなの??書いてないけど・・(^^;)
また厚生労働省によると・・・・とあたかも正当な数値ですとも言いたげに、月29万だか30万は必要だとか書いてあるものもあります。ばっかじゃなかろうか~!!
現役世代でさえもっと少ない家計でやり繰りしている人たちだっていっぱいいます。それなのに老人がなんでそんなお金がないと生きていけないわけ???
またそれを引用して、30年生きたとしたら1億円は必要です。なんて書いている記事まで(^^;) おいおい、この記事を書いている人って1億円持ってるの??そんな架空の普通の人ができもしない数字を言って何になるんですか?単に不安にさせたいだけ?
はっきり言いましょう。
リタイア後、生活費は激減します。今までと同じコストはかかりません。
オレの場合、リタイアして一番変化したのは交際費と食費でした。
サラリーマン時代の交際費は少なく見積もっても2万から3万円は必要でした。飲み会だの二次会だのやっぱり組織に属していれば付き合いは避けられません。
食事は朝から毎日喫茶店でモーニング。休みの土日まで癖でモーニング。毎日500円くらい。昼は同僚とランチ800円~1000円くらい。夜も1人で外食。もちろん家で作る時もありましたが、圧倒的に外食が多かったです。交際費と食費で軽く10万円以上は毎月使っていたと思います。
リタイア後の今は2万円とちょっとで十分です。特にストイックに倹約生活しているわけではありません。外食をしなくなっただけです。家で食べるご飯は美味しいです。ただ悪い癖でスナック菓子を毎日買ってしまいます。これは健康にも悪いからやめないとと思っているんですが(^^;)。
衣料費はほとんどかかりません。現役時代にそもそも服は持っていますし、買うとしてもシマムラとかスーパーの衣料品売り場とかGUとか。衣料品はこの30年で驚くほど安くなりました。
日用品は全体の2~3%で、わざわざ計算するほどでもありません。トイレットペーパーやら洗剤などたかが知れています。(女性は化粧品と言う分野があるでしょうがオレはわかりません)
整形外科に腱鞘炎の治療に週3回くらいと高血圧の薬をもらいに内科に通っていますがそれら医療費が月約5000円くらい。
従って今月は6万円しか使っていません。しかもそのうち1万円はAmazonでキャンプ用品を買ったのとその他交際費で1万円+スイカチャージ5000円で2万5000円は趣味や交際費。生活費は3万5000円しか使っていないことになります。
銀行引き落とし分は毎月共済が2100円、電気3000円、ガス3000円、携帯1800円でまあ1万円くらいだから、合計すると合計7万円くらい。生活費は4万5000円ていうこと。
オレは持家なので毎月の家賃は掛かりません。水道も井戸と浄化槽だし。
まあ、10万円もあればちょっとした旅や都内に遊びに行ったり、時々レストランでランチを食べたり十分満足できる暮らしが可能ですね。
もちろん、月によってはもっと掛かってしまう月もあります。10万円を超える月だってあります。海外旅行の航空券代がクレジットでボンって落ちたり。
しかし、百歩も二百歩も譲っても1億円だのなんだのって記事を見るとちょっと腹が立ってしまうのです。もう少し将来の現実を解決できるヒントなど、有益な情報をプロのくせになぜ書けないのでしょうか?!
夫婦二人になったからおひとり様の3倍生活費がかかるというのもおかしいでしょう。普通は人数が増えると効率が良くなるものですよね。
はっきりいって、今の日本は生活費はそんなにかかりません。安価で品質のいいものが山ほどあります。消費税アップ後は値上げしにくくなるので、多くのものがこの春から駆け込み値上げラッシュになっていますが、それでも倍にはなりません。相対的に日本はとても生活しやすい国だと思います。
本当にいろいろな記事に惑わされないでください。生活にはそんなにかかりません。かかるとしたら趣味など生活費以外のそれぞれの人の事情で異なるお金です。
そういう脅し記事に惑わされず、安心して楽しい老後を迎えましょう。
ただし、毎月の生活費以外に1000万円以上はいざとなった時の貯金を持っておく方がさらに安心して生活ができます。死んだときに迷惑かけないように葬式代と家の遺品整理くらいのお金が残ればいいんですから。
重い病気にかかってしまって、高度な医療のために高額のお金が必要などの事態になったら潔く死にましょう。もうそう長くない命にそんな大金を使う必要はないでしょう?
ずーーとひたすらまじめにコツコツ頑張ってきた日本人です。最後の人生くらいはすこ~し自分を楽にしてあげて楽しく生きようじゃありませんか~♪