古家のDIYというのは、いったいどこから手をつけていいのかすごく迷います。
あまりにもいろいろあり過ぎるからです。
当然、まずは解体することから始めます。しかしこの解体が思った以上に大変です。
大きなバールなどを買ってきて床を剥がします。まず解体をしていると元通りにちゃんと直せるか超不安になります。もしかしたら途中でギブアップして高いお金を払ってプロにお願いすることになるんじゃないか~と・・・(^^;) しかしもう後戻りができません。もくもくとぶっ壊し作業が続きます。
床を剥がすのは一見簡単に見えますけど、実はとんでもなく大変です。まず隠し釘が打ってあって簡単にはとれません。最初どうやって取り除いていいのかさっぱりわかりませんでした。あと厄介なのはボンドです。釘だけだったらすべての釘が抜ければそれなりに力を加えれば取れますけど、ボンドが使われているとなかなか剥がすのがやっかいです。素人はいろいろな専用工具なども持っていませんので素手で対処するのは至難の業で大変でした。
一階部分の床は和室もキッチンも玄関の廊下もすべて剥がしました。これが終わるまで相当の体力と時間を要しました。途中でやる気がなくなってボーとしてしまう日もありました。1人だと相当根気が必要な作業です。もう一回やれと言われたら・・いやです(笑)
なぜ一階の床をすべて剥がしたかというと、一部の床材が傷んでブカブカしていたということもありますが、この当時の基礎は布基礎で床下が土でしたので、一旦すべての床を取り除いて、土の上に防湿シートを敷き、その上からゼオライトという調湿材を敷きたかったからです。床下の湿気、特に水回りの湿気は家の天敵ですので、せっかくのこの機会に対処したかったのです。
面白いことに自分で解体してみるとやはり水回りが一番湿気により傷んでいることが一目瞭然にわかります。南側の和室の土は乾いてサラサラしているのに北側の水回りの土は黒く湿っている感じです。特に水が漏れているという訳ではありませんが、水道屋さんが言うには、今の水道はお湯も出ますので熱湯などを長時間流しているとパッキン部分から湿気が漏れてくることもあるそうです。
とにもかくにも、長く険しく辛い解体作業がスタートしました・・・(^^;)