るんるんリタイア暮らし

58歳で35年務めた会社を退職。現在リタイア生活をエンジョイ中

中古自転車再生(2)

さて、フレームとホイールだけになり着ぐるみ剥がされた我がアビオスくん。

いよいよ新しいパーツを組み付けていく。

ハンドルは最初からドロップハンドルではなく、ママチャリ風を狙ってプロムナードバーにしようと決めていた。過去の経験からドロップバーの下部を握ることはほとんどなかったことと、ほとんどのクロスバイクに採用されているストレートバーは、握った際の手首の向きが不自然で嫌いだったので、よりソフトなイメージのプロムナードバーとした。ポタリングには最適なハンドルだ。

併せてステムだが、アヘッドのためハンドルの高さを調節するキャパシティーが少ないため、アングルアジャスタブル(可変) タイプにした。重量的には少々重くなってしまうがもともと超軽量を目指しているわけではないので、走行時のポジショニングの方が優先だ。実際にアングルをほぼ直立に近い角度にしハンドル位置を目いっぱい高めて乗っているが至極快適である。

それにシマノのブレーキレバーを新調。グリップはホームセンターでスポンジを購入しハンドル全体に通した。

前後ディレーラーはシマノALTUS.。低価格のディレーラーだがアビオスには最適だ。

チェーンリングの歯数をどうするかはなかなか悩んだ。リアのフリーは付いていたものをそのまま使用するのでエクセルでそれぞれの歯数の組み合わせ表を作って試行錯誤した。

だいたい無風の平地で巡行スピード平均25キロくらいか・・・・・

それよりもうすぐ60歳にもなろうとしている、腹の出た運動不足おやじにはヒルクライムの方がはるかにキツいだろう。いろいろ悩んだあげく、アウター46T、インナー34Tとした。当然クランク長は165mmだ。

若かりし頃乗っていたランドナーも26インチであったが、実はこのアビオスとは同じ26インチでも規格が異なる。昔のランドナーはWO規格というイギリス基準、アビオスはHE規格でアメリカ基準。双方にはまったく互換性はない。アビオスの26インチの方がやや径が小さい。歳を取って体力が落ちたオレには好都合だ(笑)

Amazonで毎日いろいろ部品を見ていると、ついつい買ってしまうものもある(^^;)

ハブクイックレリーズは、簡単に手で外せるアーム式でなくあえてアーレンキーで外すタイプにした。万が一タイヤが盗まれたりすることを避けることができる。前のタイヤと電柱にワイヤー錠をかけておいたら、タイヤだけになっていたなんて笑えない~(;^_^A

後はツーリング時にライトをどこに付けるか?普通はハンドルだと思うがあまりハンドルにはつけたくない。実はハンドル周りはできるだけシンプルにしたい派なのだ。

昔、ハブシャフトにかませるヤジロベーというライトホルダーがあった。探してみたがやはり無かった(笑) その代わりハブシャフトランプホルダーなるものがあった。これはいい!採用!

Amazonで検索するといろいろ出てくるが、ハブシャフトは走行上最重要な部分なので粗悪品は危険だ。できるだけ丈夫でしっかりしたものを選ぶようにしたい。オレはMR.CONTROL M-BOTALアルミ製 ハブライトホルダーを選んだ。 

旅用自転車ランドナーにとって最重要なパーツ、それはサドルだ。

尻の痛さに耐えながら走るのは非常に辛く、楽しいはずのツーリングがすべて台無しになってしまう。

実はサドルもAmazonでスプリング付でよさげなものを見つけ購入してみたのだが、すぐ尻が痛くなりオレには合わなかった。特にポジショニングがアップライトな分、余計サドルと尻には負担がかかる。

ある時、ホームセンターでママチャリ用のサドルが、わずか1000円位でいくつか売っていたのを見て、ダメ元で試しに買ってみた。こいつがが当たりだった!100キロ以上走っても尻はぜんぜん痛くならない。ちなみにレーサーパンツなど一切履いていない。ボクサーパンツやトランクスにスキニーパンツという至って普段着スタイルだ。

ほんとサドルは重要だ。レースが目的であれば勝つことが優先かもしれないが、ツーリングには快適さが最優先なのは当たり前なことだ。

お金があれば、ブルックスのスプリング付皮サドルなんてかっこいいと思うけど、わずか1000円で尻が快適なんだからこれ以上望むことはない。雨が降っても気にしなくていいし、ヘタったらまた買えばいい。最高!!

最後に変速レバーをどうするかだ。昔のランドナーはフレームのダウンチューブの手が届きやすい当たりに付いていた。変速の際いちいちハンドルから手を離さなければならないのでやや慣れが必要だったり、変速のタイミングが遅れるなどのデメリットもあり、今はハンドルのブレーキレバーに変速レバーがついているものが多い。

ただしそうなると今度はハンドル周りにワイヤーが集中してしまい、ハンドル周りがごちゃごちゃしてしまう。オレのように事あるごとにハンドルを変えて遊ぶようなやつはハンドルにはできるだけ何も付けたくないのだ。しかしながらアビオスには太いアルミのダウンチューブに変速レバーをつけられるダボも何もついていない。しかもそのダウンチューブの下がトンネルになっており、すべてのワイヤーはそこを通らせてハンドルにもってくるというコンセプトとなっている。

困った・・・(;^_^A 結局ハンドルに付けるしかないのか?

世の中は捨てたもんじゃない。ちょっとお高めになってしまうが探せばいろいろなアイデア商品があるものだ。アヘッドステムの調整リングの位置を利用してそこに変速レバーをつけられるパーツを発見した。これは快挙だ。あまりにも素晴らしいので写真付きで紹介する。(笑)

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こういうパーツを考え作成するメーカーは偉い!!

ただし、これ以外にレバー本体とアジャスターを別途購入しなければならず、レーバー関係だけで1万円オーバーとなってしまいコスパは良くない。

しかしこのようなアイデア商品を作り販売していることに敬意を表し採用することとした

それ以外にも泥除け、キャリア、ペダル、ブレーキ小物、アウターとインナーケーブル、タイヤ、チューブ、リムテープ、シートクランプなどなど、細かい部品をすべて取り付け完成となった。

最後にアビオスの設計者の方がもし見てくれていたら言いたいのだが、ボトムブラケット下に取り付けるケーブルガイドがケーブルの正しい導線とまったく一致せず、ここは完全な設計ミスでしょ?仕方ないから自分でアルミチューブを糸鋸でカットし、Vブレーキバナナを加工して自作した。

まあ、数々の試行錯誤を乗り越えながら自分の理想の部品を探しチョイスしながら組みあがったマイ アビオスくん。うん楽しかった~♪

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見た目と異なり、これは乗ってみるとランドナーだ。

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これまで何十年も怠けてきたおっさんが100キロ走れるから合格。