くっそ~
二階から一階の台所に行って飯食べたら、速攻でまた蚊にやられた!
今日も戦況はオレに不利だ(^^;) やつらのゲリラ戦はベトコンよりしぶとい!
かゆみ止めを塗った。
一年以上前になるが、これはタイで買った虫刺されのかゆみ止め。
たしか100円だか200円だったか日本よりすごく安かった記憶がある。
これを買うときはすごくおもしろかった!
タイの田舎の小さなよろず屋のような店に入った。
ちょっと薬らしきものが見えたので虫刺されの薬もあるんじゃないかと思ってね。
さてさてお店のおばさん、まったく英語だめみたい(^^;)
モスキートゥ~って言っても頭の上に?が出ている。
しかたない、これしかないか!
ブーーーーン、ブーーーーーンと口で言いながら、目で蚊を追いかけ、腕にピタッと止まったジャスチャー。そしてかゆいかゆいかゆいとそこをかきむしる(笑)
我ながらめちゃくちゃ恥ずかしいが、がんばった(^^;)
お~~みたいな声でわかってくれたみたいで、この薬が出てきた(笑)
へへん言葉通じなくても何とかなるぜ~と戦利品を頂いてドヤ顔で店を出た(^_^)v
まあ日本人で一応中学から大学まで英語勉強してたんだから、単語レベルの会話くらいならできるけど、まったく英語も通じず、英語表記もない世界に入り込むと返って開き直って面白い。だって英語使う必要ないんだもん。
あのさ~、駅行きたいんだけどね~って日本語で言っても同じだしね(笑)(笑)
あと数年もしたらかなり高度に翻訳できるソフトも開発されて、旅くらいならほとんど困らない世界にきっとなるんじゃないかな~~
現在のgoogleだってかなり優秀で助かるもんね。
以前どっかのブログで書いた記憶があるけど、今思い出したからまた書いちゃお~(笑)
ナコーンサワンというタイ中部の街に降り立った時のこと。
数泊して次はピチットという小さな街に行こうと決め、ソンテウというトラックの荷台に自衛隊のように乗る車でバスターミナルに向かった。
チケットを買おうとしたら、どの窓口もなんかタイ語で言って売ってくれない(^^;)
ジェスチャーでどうもピチット行きのバスはないということを言っているようだ。
というか、もっと詳しく言うと、何本か乗り換えて行けるみたいなことを紙に書いて説明してくれた。
とてもじゃないがそれを実行するにはオレにはちょっと難易度が高すぎる。
列車では簡単に行けることは知っていたのだが、わざとバスで行こうと冒険心を持ってバスターミナルに来たのが失敗だった。
さて困った。
ここから列車に乗るための駅にはどうやっていったらいいんだ??
方向的に真逆でけっこう離れている。
途方に暮れていたら、ここですごい不思議な体験をしたのだ。
浅黒く背が低く前歯がほとんどないタイおじさん(笑)が、オレに話しかけてきた。
おい、おまえどうした?どこにいきたいんだ?
相手は当然タイ語なのだが、そう言っていることがわかるのだ(笑)
オレは日本語で、バスではピチットに行けないらしいので、駅に行きたいんだけどね、
どうやっていけばいいのかわからないんだよ。駅。わかるステーション。トレイン!
今考えれば今時どこも走ってないんだけど、両手を腰くらいにしてクルクル回してシュシュ―っていいながら蒸気機関車の真似をした(笑) たぶんそれで分かったんだろう(笑)
それならまずこれ!このソンテウに乗りな!これだよこれ!
目の前にある赤色のトラックを指さし、オレにこれに乗れという。
そして途中で緑のソンテウに乗り換える。オレがこの運転手に言ってやるから、合図されたら降りて、その場で緑のソンテウを待て。
と、壁にあるポスターだかなんだかの緑の部分を指さし、この色だわかるかこれ!と緑色を指さす。最初はこれ赤。ほれトラックも赤。な!次はこれ、緑。な緑!
お互い、まったくそれぞれの言葉を100%理解できないのに、まるで同じ国同士のように会話が成立する。この不思議な感覚は後にも先にもあの時だけだ。
よっぽどあの歯のないおっちゃんとオレはフィーリングがぴったりだったのだろう(笑)
おかげでオレはスムーズに鉄道の駅にたどり着くことができた。
赤色のソンテウを降り、その場で緑のソンテウを待った。先に黄色のソンテウや白のソンテウが来たがオレはノーノ―と余裕でかわし、やっときた緑のソンテウに乗ったのだ。
今思い出しても笑える。
もう二度と会えないけど、もう一度あのおっちゃんに会いたいなぁ~
あのおっちゃんとならどんな話でも出来そうな気がする(笑)